五月病や連休疲れに負けないための健康習慣と栄養 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2024.05.15
五月病や連休疲れに負けないための健康習慣と栄養

連休疲れ

ゴールデンウィークが明けてしばらく経ちましたが、連休疲れを引きずってはいませんか?
休みが長くなるのは嬉しいことですが…その反面、外出が多くなる、 または家でダラダラ過ごすなど生活リズムが狂いやすく、 連休後は疲れや不調が出やすいものです。

加えて「五月病」があるように、この時期は新生活のストレスや疲れがどっと出て、 メンタルのバランスを崩しやすい時期でもあります。 5月も半ば、心身共にお疲れ気味の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、【5月の不調である五月病や、 連休疲れに対処するための健康習慣と栄養】についてご紹介します。是非出来ることから取り入れて、心と体のバランスを整え元気な日々を送りましょう。


5月の不調に対抗する健康習慣


5月病対策

ゴールデンウィークの連休疲れや、新生活によるストレス等、 5月は心身の不調が起こりやすい時期です。 メンタルケアや生活習慣をしっかりと整え、5月病に対抗しましょう。


1. 心のケア


五月病や連休疲れはストレスの一種です。 リラックスするために、以下の方法を試してみてください。

- 瞑想や深呼吸をすることで心を落ち着かせましょう。
- 自分の感情に向き合い、ストレスの原因を分析しましょう。
- 趣味や好きなことに時間を割くことでリフレッシュしましょう。


2. 規則正しい生活リズム


疲れを早く回復させるためには、睡眠や食事など、 規則正しい生活リズムを整えることが重要です。

- 毎日一定の時間に寝て、起きるようにしましょう。
- 寝だめをせず、一定の睡眠時間を毎日とることが大切です。
- 適度な運動をすることで、ストレスを発散し、体力をアップさせましょう。 (ウォーキングや軽いジョギングなどの”リズム運動”は、メンタルケアに有効です。)
-適度な日光浴もメンタルケアに重要です。  幸福ホルモンのセロトニンやビタミンDが分泌され、ストレス解消やリラックス効果が得られます。


3. 適度な休息


心身の疲れを溜め込まない為には、必要な休息を取ることも大切です。

- 毎日のちょっとした休憩時間を作って、リフレッシュしましょう。
- 忙しいスケジュールを組まず、自分のペースで過ごす時間を作りましょう。


4.栄養バランスのとれた食事


バランスのとれた食事は身体の健康維持に欠かせません。
中でも、五月病や連休疲れ対策にお勧めの食事としては、以下のようなものが挙げられます。


●トリプトファン

トリプトファン

睡眠の質の向上による疲労回復や、憂鬱な気分の解消には、 アミノ酸の一種である「トリプトファン」を摂るのが効果的です。 トリプトファンは別名”幸福ホルモン”と言われる脳内物質の「セロトニン」を作り出します。 また眠気を誘うホルモンである「メラトニン」の材料にもなります。

トリプトファンは、豆腐や豆乳などの大豆製品や、 チーズやヨーグルト・牛乳などの乳製品、さんまやマグロなどのタンパク質に豊富です。 また、バナナ、蜂蜜、ナッツ類などにも含まれています。 積極的にとり、睡眠の質の向上による疲労回復、そしてストレスケアに役立てましょう。


●ビタミンB1

全粒粉パン

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミン。 不足すると脳や神経系にエネルギー不足が生じ、疲れや倦怠感を引き起こす、 集中力の低下やイライラを引き起こすなどの症状が現れやすくなります。

ビタミンB1は、玄米や全粒粉小麦、蕎麦などの精製度の低い穀物に豊富に含まれています。 他にも豚肉や大豆製品、ごま、うなぎ、レバー、たらこ、焼き海苔などに豊富です。
ニンニクやニラ、玉ねぎなどの香り成分である「アリシン」と一緒に摂ると 吸収が良くなるので、これらを一緒に食べるのがオススメです。


●クエン酸

クエン酸

また、お酢や梅干し、レモンなどの柑橘類に含まれる「クエン酸」にも同様の効果があります。
心身の疲れを感じている場合には、こうした食品を食事に積極的に加え回復に役立てましょう。


「疲れた時は甘い物」は逆効果?


逆に、連休疲れを感じている際にお勧めできない食事として、糖分の多いものが挙げられます。

疲れやストレスがある時に、甘いものが欲しくなる人は多いものです。 確かに、甘いものは吸収が早く、すぐさま血糖値を上昇させるので、 手っ取り早くエネルギーをチャージしたり、疲労やストレスを解消させるには有効です。

しかし、あくまでこれは一時的なもの。 むしろ糖分の多い甘いスイーツなどを食べ過ぎてしまうと、 それを消化するために多くのビタミンやミネラルが使われてしまい、 逆に心身が疲れやすくなることもあります。 また、急激な血糖値の上昇は、その後血糖値の急下降を招き(血糖値スパイク)、 低血糖になることでイライラしやすくなるなど、精神のバランスも崩しやすくなります。

甘いものは脳の報酬系を刺激する為、中毒になりやすいです。 こうしたリスクが隠れていることを理解しておかないと逆効果になることも…。
甘いものとは上手に付き合い、食べ過ぎにならないよう注意して取り入れましょう。


疲れている時ほど食事の内容に気を遣おう


また、疲れが溜まると、食事自体がおろそかになりがちです。 そうして外食やファーストフード、手軽に食べられる一品物の食事に 偏ってしまう方も多いと思います。 しかし、こうした食事に偏ると、塩分や油分、糖分の摂りすぎに繋がったり、 栄養バランスが崩れやすくなり、疲れや鬱々とした気分を長引かせる場合も…。

疲れている時ほど食事には気を使い、栄養バランスのとれたメニューを心がけることが大切。 どうしても外食になる場合は、野菜を増やす、彩りを良くするなど組み合わせを工夫し、 バランスアップを心掛けることから体調を整えましょう。


食事や生活を整え5月の不調を吹き飛ばそう


長い連休明けはどうしても気分が憂鬱になりがちです。 疲れも溜まって心身ともに弱った状態を放置すると、 鬱状態に陥る五月病に発展しやすくなります。

もし、5月の不調を感じているとしたら無理は禁物です。 是非上記を参考に、十分な栄養を食事からとりつつ、しっかり心と体を休め、 リズムを整えることから活力を取り戻しましょう。