「
よく寝る人ほど太らない」と言われるように、
ダイエットや筋トレでボディーメイクを行う場合、睡眠が非常に重要な役割を果たします。
これは、睡眠時間が短い人ほど、食欲を増加させる「グレリン」というホルモンの分泌が増し、
逆に食欲を抑える「レプチン」というホルモンが減ることが1つの理由として挙げられます。
つまり、睡眠が十分でないと、食欲の増加に繋がり太りやすくなってしまう為、
食欲を正常化させて肥満を予防する為にも、睡眠時間の確保が大事になるという訳です 。
また、筋肉をつける上でも睡眠は不可欠です。
肉体改造中は最低でも7.5時間は寝ることが推奨されており、
筋肉を育てる意味でも、十分な睡眠を確保することはとても大切なのですね。
でも、
筋肉を付けることと睡眠時間はどのように関係しているのでしょう?
この理由をきちんと理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は「
ボディーメイク時には7.5時間の睡眠を確保すべき理由」についてご紹介します。
「ダイエットしたいのに食欲が止まらない」
「まじめに筋トレに励んでいるのに、なかなか筋肉がつかない」
「トレーニングの疲れがなかなか抜けない」
このような場合、
原因はもしかすると睡眠不足にあるかもしれません。
ボディーメ イクと睡眠が無関係だと思っていた場合には、きっと参考になるかと思います。
是非最後までお付き合い下さいませ。
筋肉は睡眠中に作られる
「筋肉はいつ作られるのか?」と言うと、
筋トレ中に作られる訳でなく、筋トレ後、中でも”睡眠中”に多く作られています。
私達が眠りについてから、およそ3時間ぐらいの間に脳から大量の「成長ホルモン」が分泌されますが、
この成長ホルモンによって、壊れた細胞の修復や疲労の回復などが行われ、
筋肉もまた、修復されたり増大するといった作業が行われているのです。
つまり、昼の間にいくら筋トレを頑張ったところで、
質の良い睡眠が行われていなければ、筋肉の修復も十分に行われず、
効率的なボディーメイクは叶わないと言う事です。
もちろん、これは筋肉に限られたことだけではありません。
成長ホルモンは、美容やダイエット、老化予防としても欠かせない存在である為、
健康を維持するためにも、質の良い十分な睡眠は欠かせません。
ボディーメイク時には7.5時間の睡眠を確保すべき
睡眠には、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」の2種類の睡眠がある事はご存知ですよね。
脳も体も休んだ状態の深い睡眠が「ノンレム睡眠」。
脳が覚醒した状態で、起きている間に得た大量の情報の整理を行う浅い睡眠が「レム睡眠」です。
この2つの睡眠を1サイクルとして大体90分ほど。これを交互に繰り返しながら私達は眠っています。
睡眠の目的は、脳と体のメンテナンスですが、
脳を休めるだけであれば4サイクル、つまり6時間ほどの睡眠で十分なのだそうです。
しかし、トレーニング時の体の疲れを回復させるとなるとこれだけでは足りません。
最低でも「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を5セットほど繰り返す必要があり、
時間にすると7.5時間は睡眠時間を確保する必要があるのです。
特に日本人は睡眠が少ない人種だと言われます。
いつも6時間睡眠だという方…中には2~4時間睡眠のショートスリーパーもいらっしゃいますよね。
そうした方にとっては、7時間半では寝すぎだと思われるかも知れません。
ですが、折角トレーニングをするのであれば、寝不足によって効果を活かせないのではもったいないですよね!
筋肉を成長させるためには十分な睡眠を確保することがとても大切です。
せっかくのトレーニング効果を半減させないためにも、
肉体改造期間中は特に、7.5時間の十分で質の良い睡眠を目指しましょう。
時間だけでなく「睡眠の質」も重要
もちろん、十分な睡眠時間を確保することも大事ですが、質の良い睡眠をとることも
「成長ホルモン」を正常に分泌させるためには大切になります。
しかしながら、睡眠が大事なことはわかっていても…
なかなか質の良い睡眠が得られないという場合もあるはずです。
そんな時には
【ダイエットを円滑に進める”4つの快眠ポイント”とは?】 の記事がお役に立てると思います。
「十分寝ているはずなのに疲れが取れない」「布団に入ってもなかなか寝付けない」
この様な場合には、是非こちらも併せてご覧になってみてください。
快眠習慣を身に付けて効率的なボディーメイクを
さていかがでしたでしょうか?
美容やダイエットを円滑に進める上で睡眠が大事なのと同様で、
筋肉を付けるためにも、睡眠が欠かせないことがお分かりいただけましたね。
トレーニングによってしっかり体を動かして、ぐっすり眠る習慣が身に付くことで、
自分の理想とする美しいボディラインを目指せるはずです!
是非、筋トレと合わせて、快眠習慣を心掛けてみてはいかがでしょうか。