夏の季語に「
甘酒」があることをご存知ですか?
甘酒と言えば"冬の定番の飲み物"のイメージがありますよね。
しかし、実は江戸時代の頃から、夏の滋養アイテムとして人々に重宝されてきたのですよ。
今では「飲む点滴」として注目されている甘酒ですが、
大昔からその健康パワーが知られていたのには驚きですし、
昔の人の生活の知恵がいかに素晴らしいかに改めて気付かされますね!
そこで今回は、夏バテ予防としてもお勧めの「
甘酒の美容・健康効果」についてご紹介します。
夏に常備しておきたい食品の一つである甘酒。
甘酒にはどの様な素晴らしい栄養が含まれているのか?
是非この機会に一読いただき、夏バテ対策、そして美容と健康の増進にお役立てくださいませ。
甘酒が飲む点滴と言われる理由
甘酒は…主に米麹(こめこうじ)と米、もしくは酒粕(さけかす)を原料にして作られる発酵食品です。
発酵食品には、納豆や味噌、ヨーグルトにチーズなど様々なものがありますが、
滋養に関して言えば、
甘酒はトップクラスの栄養を含んでいます。
甘酒はその名の通り”甘い”のが特徴ですが…
この甘みの元になっているブドウ糖は、
いち早くエネルギー源となる効率の良い栄養素です。
また、甘酒には、ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、美容と健康に欠かせない栄養素も豊富!
点滴とほぼ同じ栄養が含まれていることから「
飲む点滴」と言われるようになりました。
甘酒は美腸に導いてくれる栄養素が豊富
そんな甘酒は腸活にもおススメの食品です。
甘酒には腸の善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維も豊富!
発酵食品である甘酒の発酵パワーとこれらの栄養素が相まって、
腸内環境を改善する効果が大いに期待できます。
免疫システムの要!血液の出発点でもある腸が健康に保たれることで、
免疫細胞が活性化され病気を予防するのはもちろん、
細胞に綺麗な血液が行き届くことで美肌や美髪にも導いてくれます。
同時に代謝機能が正常に働くことで、脂肪を溜め込みにくくなりダイエットにも役立つ他、
アレルギーの改善、鬱予防など様々な健康効果が期待できます。
甘酒には美肌・アンチエイジング効果も
また、甘酒にはポリフェノールも含まれています。
ポリフェノールは老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあることから、
体の酸化を防いでアンチエイジングにも役立ちます。
甘酒の豊富な、ビタミンB群やアミノ酸は美肌に役立つ栄養素ですから、
美容を意識される女性に甘酒が人気なのも頷けますよね♪
甘酒を飲む際の注意点・一日の摂取量の目安
しかし、
これだけ栄養が豊富な甘酒だからこそ、飲み過ぎには注意しなければいけません。
特に減量中の方や、肥満や糖尿病の方の場合、
甘酒を飲みすぎることでカロリーオーバーとなり、
逆に太ってしまったり、症状を悪化させる危険性がないとは言えません。
原料がお米であることからも、当然摂りすぎれば肥満や生活習慣の元となりますので、
飲むとしても1日に小さめのコップ1杯程度に留め、
体調などの考慮しながら、適度に取り入れる様にしましょう。
(健康な方の場合でも、1日に小さめのコップ1杯程度が適量です)
甘酒は3種類に分類される
そんな栄養豊富な甘酒ですが、大きく分けて3種類に分類されます。
一つは酒粕に砂糖と水を加えて作られる、昔ながらの甘酒です。
香りと甘みが強いのが特徴で、こちらはアルコールが含まれます。
良く、お正月に神社などで配られるのがこのタイプで、
誰もが一度は口にしたことがあるのではないでしょうか?
それに対し、米と米麹だけで作られたもの。また、米麹だけで作られたものがあり、
これらは砂糖を加えていない分、お米の自然な甘さが感じられ、
アルコールも含まれないのが特徴となります。
今、健康ブームで注目されているのが、後者である砂糖やアルコールの含まれないもの。
こちらはアルコールが苦手な方やお子様でも安心して飲むことができます。
冷やし甘酒など、今はスーパーやコンビニなどで様々な種類の商品を購入することができますので、
まずは原料をチェックして、目的に合わせて選んでみましょう。
うまく取り入れることで、夏のお疲れ気味な体を癒してくれるはずですよ!
甘酒を上手に取り入れて猛暑を乗り切ろう
さていかがでしたか?近年ブームが続いている甘酒ですが、
何故ブームが起きているのか?その理由がご理解いただけたのではないでしょうか。
夏の暑さもピークを迎えています。厳しい猛暑に立ち向かうためにも!
甘酒を上手に取り入れて、美と健康に役立ててみてはいかがでしょうか。