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2022.02.16
「美肌菌」を増やしてうるツヤ素肌へ

美肌菌

「腸を制するものが、美肌やダイエット、そして健康を制す」とされることから、 腸内環境を良好に保つために、日々「菌活」に励んでいる方は多いと思います。 「菌活」と言えば、腸内環境へのアプローチをイメージする方が大半かと思います。 しかし近年は腸だけでなく、肌の菌活にも注目が集まっていることをご存知でしょうか。

腸内と同じように、私たちの肌の上にも沢山の菌が共存しています。 その中には肌を健康に保つ働きをする「美肌菌」の存在があり、 この美肌菌が住みやすい環境を整えてあげることが、 若々しい健康的な肌に繋がるとして注目されているのです。

そこで今回は、【美肌菌とは何か?】 また【美肌菌を増やして健康的なうるツヤ肌を作るポイント】についてご紹介します。

菌活はブームと言う枠を超え、今や美と健康の常識になっています。 まだまだ乾燥しがちなこの時期、乾燥に負けない健やかな肌を維持する為にも、 ぜひ肌菌活について学びましょう。


肌の常在菌はバリア機能の最前線


私たちの肌の上には1000種類もの菌が存在しています。 肌の上に無数の菌がいると思うと少しゾッとしてしまうかも知れませんが、 これらの常在菌が非常に重要で、肌のバリア機能の最前線として働いてくれているのです。


美肌菌とは?


美肌

常在菌の中には、肌に良い働きをする善玉菌が存在しています。 表皮ブドウ球菌がその代表で、肌を弱酸性に保ち、 ニキビなどの肌荒れを防いでくれたり、 肌に悪影響を与える悪玉菌の増殖を抑えてくれる。 また、ハリや潤いを守るなど、自らの肌を美しく健康に保つ為に活躍してくれています。 この善玉菌は美肌に導く菌であることから「美肌菌」と呼ばれており、 いかにこの美肌菌が住みやすい状態を保つかが、美肌の鍵を握るとされ注目されています。


肌の常在菌のバランスを保つことが大事


美肌菌を含め、肌の上に存在している菌の集団を常在菌(肌フローラ)といいます。
種類は大きく分類すると3つ。 肌に良い働きをしてくれる「善玉菌」、悪影響を与える場合がある「悪玉菌」、 そして中立的な立場の「日和見菌」が存在し、日々勢力争いを繰り広げています。

日和見菌は、善玉菌が多いときには善玉菌の見方をし、 悪玉菌が多いときには悪玉菌の見方をするどっちつかずの菌です。 これらの菌のバランスがうまく保たれていれば問題ないのですが、 偏った食事や生活習慣の乱れなど様々な影響でバランスが崩れてしまいます。

例えばニキビの原因となるアクネ桿菌は日和見菌に分類されますが、 常在菌のバランスが取れた状態では悪さをすることがありません。 それどころか、皮脂を餌にして脂肪酸やプロピオン酸を作り出し、 肌を弱酸性に保ち肌トラブルを予防してくれます。 これが、ストレスや脂っこいもの、甘いものの過剰摂取等で増殖してしまうと、 菌のバランスが崩れニキビの原因になります。

また、悪玉菌の代表とされる黄色ブドウ球菌も、 増えすぎない分には問題はありません。 しかし何らかの原因で増殖しすぎてしまうと、肌がアルカリ性に傾き、 赤みやかゆみ、乾燥肌、アレルギー性皮膚炎など、 トラブルが起きやすい状況になってしまいます。

つまり日和見菌も悪玉菌も増えすぎなければ問題にはなりません。 人間が行う行動によりバランスが崩れてしまうことが問題なのです。

こうしたトラブルを予防し、ハリや潤いに満ちた健やかな肌を維持するには、 美肌菌と言われる肌の善玉菌を育てつつ、 肌環境を整え菌のバランスを保つことが大事です。


美肌菌を育てるポイントとNG習慣


では、どういったことがきっかけで、 肌の常在菌のバランスが崩れてしまうのでしょうか?
以下では肌の常在菌のバランスを崩すことにつながるNG習慣について、 また美肌菌を育てるポイントについてご紹介します。


過剰なスキンケアは美肌菌を減らす


乾燥肌対策

美肌菌は、毛穴パックやオイルクレンジング、スクラブ洗顔、ピーリング、 ダブル洗顔など、洗浄力の高いもので顔を洗いすぎることや、 界面活性剤が配合された化粧品等の使用で減る傾向にあることが知られています。
また、お湯の温度が高すぎたり、 ゴシゴシ擦り洗いするなどの摩擦によっても減ってしまうため、 こうした過剰なスキンケアには注意が必要です。


汗をかく習慣が美肌菌を育てる


運動する女性

運動習慣を身に付け、定期的に汗をかくことは、美肌菌を育てるのに有効です。 血行が良くなることで肌細胞の隅々にまで栄養が行き届くようになり、 美肌菌が住みやすい環境作りに繋がります。
特に寒い時期には運動が億劫になりがちで、 汗をかく機会が全くないと言う方も多いかと思いますが、 定期的に動いたり運動習慣を身に付ける、毎日湯船に浸かるなどして、 しっかり汗をかける体を作ることも、美肌を維持するためには重要です。


腸活で美肌の土台作り


腸内環境を良好に保つ事は、肌の常在菌のバランスを整えることにも繋がる為、 日々の食事で腸活を心がけることも大切です。 健康な肌の土台が出来れば、美肌菌にも住みやすい環境となり、 相乗効果で美肌づくりに役立ちます。

栄養バランスが整った食事をとることに加え、 腸内環境を整えてくれる働きのある「発酵食品」や「食物繊維」、 また魚の油やオリーブオイル、アマニ油などの「良質な油」をしっかり補い、 体の中から肌の土台を整えて行きましょう。

また腸を健康に保つと言う意味でも、やはり運動習慣を身に付けることは大事です。 普段からよく動くことを心掛け、腸が活発に働ける様にサポートしてあげましょう。


偏った生活・食事・ストレスで菌のバランスが崩れる


寝不足

寝不足やストレス、甘いものや脂っこいものなどの過剰摂取、 毎日起きる時間が違うなど生活リズムの乱れなどでも、 肌の常在菌のバランスが崩れやすくなります。
出来るだけ規則正しい健康的な生活を心掛けること、 偏った食事を避け、ストレス発散に繋がる自分なりのリラックス法を見つけておく等、 工夫して菌のバランスを乱さない様心掛けましょう。


肌を乾燥させない


乾燥によっても美肌菌が住みにくい環境になります。 肌の乾燥が進むと皮脂が過剰に分泌されるようになり、 菌のバランスが崩れやすくなります。
乾燥は美肌菌の大敵!普段から保湿を徹底することや、 紫外線ケアを徹底するなど基本の乾燥対策をしっかりと行い、 潤いをキープするように心がけましょう。


美肌菌の力で健やかな肌へ


健やかな肌を維持する上で大切な存在となる美肌菌。
普段の生活で美肌菌を育てることや、住みやすい環境作りを心がける事は、 悪玉菌の増殖を抑え肌トラブルを回避することに繋がります。

乾燥による肌荒れが気になるこの時期、是非上記対策を心掛け、 菌の力で様々なトラブルから肌を守りましょう。