甘み弾ける夏野菜「とうもろこし」の優れた栄養 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.07.13
甘み弾ける夏野菜「とうもろこし」の優れた栄養

とうもろこしの栄養

粒の弾ける食感と甘みが特徴の「とうもろこし」が旬を迎えています。
とうもろこしは、米や小麦と並ぶ世界3大穀物の1つであり、世界中で食べられている食材です。 栄養価が高く家畜の餌としても使われますが、「糖質が多い」と言う以外、 他の栄養についてはあまりご存じでない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、代表的な夏野菜の一つである 【とうもろこしの優れた栄養】についてご紹介します。

プチプチとした食感と甘みで、子供も大人もみんな大好きなとうもろこし。
とうもろこしの魅力はその美味しさだけではありません。 小さな粒に詰まった優れた栄養を噛みしめ、夏の元気な毎日に役立てましょう。


トウモロコシの栄養


とうもろこしの栄養

とうもろこしに一番多く含まれる栄養は炭水化物です。 「炭水化物が多いと言うことは、太りやすい?」と思われるかも知れませんが、 とうもろこしには食物繊維がたっぷり。 また、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル等の体に嬉しい栄養も豊富で、 賢く取り入れればダイエットはもちろん、美容や健康に役立てることが出来ます。

以下では、とうもろこしに含まれる優れた栄養をご紹介します。


糖質の代謝に必要な「ビタミンB1」


とうもろこしには、夏の疲れを吹き飛ばしてくれる「ビタミンB1」が豊富に含まれています。
ビタミンB1は糖をエネルギーに変えるのに必要な栄養素です。 食事から摂った糖をしっかりと分解して十分なエネルギーを作り出し、 体を元気にし、疲労物質が溜まるのを防ぎ疲れにくくしてくれます。 また糖質は脳のエネルギー源となるため、 イライラを抑えたり精神を安定させる効果も期待できます。


皮膚や粘膜の健康を守る「ビタミンB2」


とうもろこしには「ビタミンB2」も含まれています。
ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を守るのに役立つ栄養素です。 ビタミンB2が不足すると、肌荒れや口内炎に繋がりやすくなるため、 普段の食事からしっかり補うことが大切です。


目の健康に役立つ「ゼアキサンチン」


とうもろこしの黄色の元になっている色素は、 カロテノイドの一種である「ゼアキサンチン」です。
ゼアキサンチンは、目から入った紫外線を吸収し、 活性酸素を除去する働きがあり、目を健康に保つのに役立ちます。
脂溶性なので、油との相性が良く、てんぷらにしたりバター焼きにするなど、 油を使った調理をすると効率よく栄養素を吸収することができます。


体作りに欠かせない「必須アミノ酸」


体の中でつくることができない「必須アミノ酸」である、 バリン、ロイシン、イソロイシンもとうもろこしには含まれており、 効率の良い体作りや疲労回復に役立ちます。


抗酸化作用の強い「ビタミンE」


とうもろこしには、美肌の栄養素の1つである「ビタミンE」も豊富に含まれています。
ビタミンEは抗酸化作用があり、美肌効果はもちろん、 老化対策や病気に負けない強い体作りに役立ちます。
かぼちゃやニンジンなど、抗酸化作用の強い緑黄色野菜と一緒に摂ることで 相乗効果が期待できるため、こちらも意識して取り入れてみましょう。


「マグネシウム」の働きで骨を丈夫に


とうもろこしには「マグネシウム」も含まれています。
マグネシウムは、牛乳やチーズなどの乳製品、 また小魚などに豊富に含まれるカルシウムの働きを助け、骨や歯を丈夫にします。
とうもろこしは乳製品との相性が良いため、 グラタンやシチューなどで一緒に調理して食べると良いですね。


血圧やむくみ対策に欠かせない「カリウム」


とうもろこしには、高血圧やむくみ対策に役立つ「カリウム」が含まれています。
夏は熱中症対策として塩分を意識して摂りますよね。 しかし塩分の過剰摂取はむくみを引き起こす原因にも。 こうしたむくみを、とうもろこしを食べることで対策できるのは嬉しいポイントですね。


豊富な「食物繊維」で血糖値対策・お腹スッキリ


とうもろこしには「食物繊維」が豊富です。
食物繊維には、糖質の吸収を緩やかにしたり、 コレステロールを吸着して排泄する働きがあります。 とうもろこし自体、糖質が多い食物ですが、 豊富に含まれる食物繊維により糖質の吸収を緩やかにし、 血糖値の急激な上昇を防いでくれます。

また食物繊維には、便を柔らかくして排出しやすくする水溶性食物繊維と、 便のカサを増やし蠕動運動を促す働きのある不溶性食物繊維の2種類がありますが、 とうもろこしにはこのどちらもが含まれるため、 効果的にお腹の調子を整えてくれます。


この様に、とうもろこしには体が喜ぶ様々な栄養が含まれています。
効果的に活用して、夏の健やかな毎日に役立てましょう。


おいしいとうもろこしの選び方・食べ方・保存方法


とうもろこし

【美味しいとうもろこしの選び方】
とうもろこしを選ぶ際は、出来るだけ皮付きの新鮮なものを選びましょう。 皮が緑色で、ヒゲが茶色くしっとりとしたものを選ぶと新鮮です。 また皮付きのものでなければ、実が先端までしっかりと詰まっていて、 ツヤとハリがあるものを選びましょう。

【美味しい食べ方・調理のポイント】
とうもろこしは鮮度の落ちやすい野菜です。 時間が経つほど瑞々しさが無くなり、糖度も落ちて甘みが失われてしまう為、 収穫したら出来るだけ早く食べるのが美味しく食べるポイントです。

調理の際には、お湯で茹でてしまうと水溶性のビタミンなどが流れ出てしまうため、 皮が付いたまま、蒸したりレンジでチンして食べるのがお勧めです。 レンチンならばラップをかけるだけなので簡単でお手軽です。 そして、調理後はそのままにせずに、塩水にしばらく漬けておきましょう。 こうすることで実がシワシワにならず、シャキッと瑞々しい食感を保つことができます。

また粒の根本にある胚芽部分にも栄養素が多く含まれるため、 包丁などで粒をそぎ落とすよりも、手で根本から外して食べるのがお勧めです。

【冷凍保存が手軽で便利】
保存の際には、茹でたものから実だけを外し、冷凍保存しておきましょう。 調理に使う際には、そのまま使う分を取り出しておかずに混ぜたり、 チャーハンとして炒めるなど手軽にちょい足しが出来て便利です。


美味しいとうもろこしで夏の疲れを吹き飛ばそう


子供から大人まで、みんな大好きな「とうもろこし」。
とうもろこしは甘くておいしいだけじゃなく、夏の疲れ対策や便秘対策等など、 私達の身体を健康に導く様々な栄養が詰まっています。

冷やしても美味しく食べられる為、夏バテで食欲のない時の主食やおやつにもピッタリですね♪ 是非旬のこの時期、とうもろこしの弾ける美味しさを味わい、 猛暑の夏を元気な体で乗り切りましょう。