長寿遺伝子を活性化して”若見え長寿”を目指そう | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.05.04
長寿遺伝子を活性化して”若見え長寿”を目指そう

長寿遺伝子の活性

皆さんは、実年齢よりも若く見られますか?それとも老けて見られますか?
もし老けて見られるとしたら、ちょっとしたコツを 普段の生活に取り入れることで、若返ることが出来るかも知れません。

私達の体には、「サーチュイン遺伝子」と言うものが存在しています。 サーチュイン遺伝子は通称”長寿遺伝子”と呼ばれ、 寿命や老化をコントロールするスーパー遺伝子として大変注目されています。

1999年に米国・マサチューセッツ工科大学の レオナルド・ガレンテ教授により発見されたこの遺伝子は、 体内の活性酸素を抑制して老化を予防したり、 細胞を修復し体を若返らせる働きがあることが知られています。 また、糖尿病や動脈硬化、認知症等、様々な病気を予防するなど、 私達が健康に若々しく生きていく上で大変有益な効果をもたらしてくれるのです。

普段の生活で長寿遺伝子を活性化させることが出来れば、 見た目の若々しさや健康長寿を実現することも夢ではないかも知れません。

今回は、長寿やアンチエイジングに役立つ長寿遺伝子の活性法についてご紹介します。


長寿遺伝子をONにする条件


長寿遺伝子は長寿の人だけが持っている訳でなく、全ての人に備わっています。
長寿遺伝子がONになると、肌や内臓などすべての細胞の老化、 劣化のスピードを緩めることが期待される訳ですが… では、どうすればそのスイッチをONにすることが出来るのでしょうか?

ここでキーワードになるのが「空腹」「運動」です。
適度なカロリー制限と運動と言う条件下で、長寿遺伝子を活性化することが出来ます。


腹7〜8分目の食事・空腹時間を作る


空腹を作る食事

「空腹」は、長寿遺伝子を活性化させるスイッチとなります。

そもそも長寿遺伝子は、飢餓状態でも生き延びられる様に備わった遺伝子です。 そのため、食糧がいつでも手に入り、なかなか飢餓を感じることのない飽食の時代においては、 活性化されず休眠状態のままになることがほとんどなのだそう。
そこで、意識的に長寿遺伝子がONになる状況を作ってあげる必要があります。
食事をコントロールし、意識的に空腹時間を設けることは、 手軽にできる長寿遺伝子の活性法なのです。

また、カロリーの摂取量を70%程度に抑える事でも長寿遺伝子の活性に繋がるとされます。 日々の食事を腹7〜8分目に抑えることで、長寿遺伝子のスイッチがONになり、 若々しい健康な体作りに役立ちます。

腹7〜8分目とは、お腹いっぱいと感じる量の70%〜80%の感覚。 「もう少し食べられる」「ちょっと足りないかな」と感じる程度の量です。 ここで食事を終わらせるのが、長寿遺伝子の活性化に繋がるベストなタイミングです。

食事を腹7〜8分目で抑えるには、ゆっくりよく噛んで食べることや、 食物繊維が豊富で、少量でも満足感が得られやすい、 野菜や海藻、きのこ類を積極的に取り入れること。 また、始めからお皿に食べ物を盛り過ぎない事など、工夫することも有効です。
食べ過ぎにより、肥満や糖尿病などの生活習慣病に陥らない為にも、 こうしたポイントも是非意識してみましょう。

いつもの習慣から、朝昼晩3食しっかりと食べている方は多いと思いますが、 これだとなかなか空腹時間が空かず長寿遺伝子のスイッチがONになりません。 成長期には体に必要な栄養素をしっかりと摂る必要がありますが、 老化が気になってくる中年以降には食事量を見直す必要があります。

適度な空腹を感じられる自分の生活に見合った食事量をきっちり管理して、 いつまでも健康で若々しい体を維持して行きましょう。


「中強度の運動」で長寿遺伝子をON


運動する女性

長寿遺伝子は運動によって活性化されることも分かっています。

ただ、運動が老化予防や健康維持に役立つことは良く知られていますが、 やみくもに激しい運動に取り組めば良いと言う訳ではありません。 激しい運動は、老化の原因となる活性酸素を増やし、 逆に老化を進めてしまう恐れがあります。

長寿遺伝子のスイッチを入れるために必要な運動として推奨されるのが、 ”会話ができる程度の強度”にあたる「中強度運動」です。
中強度運動の目安は「ニコニコペース」とも言われ、 「笑顔でギリギリ会話はできるが歌うことは出来ない」程度とされます。 軽すぎず、激しすぎない「中強度運動」に継続して取り組むことで、 長寿遺伝子の活性化に不可欠なNAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の量が増え、 若返り効果が期待できます。

もちろん、年齢や体力、それまでの運動経験など、 人によって中強度となる運動の定義は異なります。 大事なことは、自分が無理なく続けられる中強度の運動に、 一日20〜30分程度継続して取り組むことです。
ウオーキング、ジョギング、筋トレ、サイクリング、何でも構いません。 自分に合った運動を中強度になる程度の力で取り組み、健康長寿を目指しましょう。


長寿遺伝子を活性化させて健康長寿を目指そう


控えめの食事と運動によって長寿遺伝子を活性化することが出来ます。
意識的に空腹時間を作ることや、腹7〜8分目の控えめな食事量を継続すること。 そしてその人に合った中強度運動に取り組み、若々しい見た目や、 いつまでも元気な健康な体作りを目指してみてはいかがでしょうか。