知らず知らずに陥る「冬の脱水」に要注意! | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2019.11.27
知らず知らずに陥る「冬の脱水」に要注意!

冬の脱水
冬はあまり汗をかかず、喉の渇きも感じにくいことから、 水分補給への意識が低下しがちです。

夏の間はしっかり水分補給を行っていた方でも、 冬になった途端全く水を飲まないと言う方も増えますが… 皆さんは心当たりがありませんか?

冬は汗をかかず喉の渇きを感じにくくなるのに加え、 空気の乾燥によって体から水分が失われることから、 知らず知らず脱水に陥る危険性が増します。

体から水分が失われると、集中力の低下やめまいなどを引き起こす場合があります。
また肌のバリア機能が失われ、肌老化を加速させる原因となったり、 粘膜が弱まることで、風邪やインフルエンザウィルスに感染しやすくなる。 更には脳梗塞や心筋梗塞の危険性が増すなど沢山のリスクがある為、 意識が下がりがちな冬こそ!脱水に陥らない様しっかり対策をしていくことが重要です。

そこで今回は、【冬に脱水を引き起こす原因と対策】をご紹介します。

様々な理由から、体の外からも中からもカラカラになるリスクが増える冬。
冬ならではの脱水対策を心がけ、美と健康の維持に役立てましょう。


冬に脱水を引き起こす原因とは?


冬の脱水の原因
脱水と言うと、夏のイメージがあるかと思います。
汗をかかなくなる冬は「脱水とは無縁」と思われがちですが、 実は冬の日常にも脱水のリスクが隠れています。


空気の乾燥


冬の脱水の原因の1つが「空気が乾燥すること」です。

冬、気温の低下とともに空気が乾燥していくのに加え、 エアコンなどの暖房器具の使用によりさらに空気は乾燥してしまいます。

加えて、現代の生活環境も乾燥をさらに進める原因となっています。
例えば家の機密性や断熱性が高くなったことや、畳や障子、 木材等の使用が減ったことなども室内の湿度を低下させる原因ですし、 都市化によって緑が失われていることなども乾燥を進める原因となっています。

こうした乾燥した空気により、汗をかかずして、皮膚や粘膜、 呼気から水分が蒸発する「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)が起こり、 知らず知らずに体からは水分が失われてしまうのです。


水分の摂取量が減る


また汗をかきにくく体感温度の低い冬は、喉の渇きを感じにくくなっています。

それに加え、寒さで膀胱の伸縮性が低下することから、水分をとるとトイレが近くなる、 冷たい飲み物をとることで体が冷えるなどの影響を懸念して、 水分の摂取量が大幅に減ることも冬の脱水を引き起こす原因となります。


感染症による体調不良


更に、冬は風邪やインフルエンザなどの感染症のリスクが高まります。
体調不良により下痢や嘔吐、発熱が起こりやすく、 体から大量の水分と電解質が失われることで脱水症の危険性が増します。


冬は自覚なく脱水が進む危険がある


他にも、冬は体が冷える為、熱いお風呂に長く入ることも多くなるなど、 体から水分が失われる場面は案外多いもの。
この様に、冬は自覚がないまま脱水が進む危険に日々さらされているのです。


冬の脱水を予防する対策


冬の脱水
冬の脱水を予防するためには、意識してこまめな水分補給を心がけることが大切です。

トイレの回数が増えることや体の冷えが気になると言う場合には、 利尿作用のあるカフェイン飲料を飲むことを控え、 カフェインの含まれないハーブティーや白湯などで体を温めつつ水分補給を行うのがお勧めです。

また皮膚や粘膜、呼気からの乾燥を防ぐためにも、 室内では加湿器を使用したり、スキンクリームやリップクリームをこまめに塗る、 マスクを装着するなど保湿対策を徹底することも重要です。

特に寝ている間は水分補給もできず、呼吸によって水分が失われ続けてしまうため、 寒いからと暖房をつけっぱなしで寝ないことや、マスクを着用して寝るなどの工夫が大事です。

そして体調不良により下痢や嘔吐があった場合や、 発熱で汗を大量にかいた場合は特に要注意です!

こうした場合は体液を保持するための電解質まで失われてしまう為、水を飲むだけでは不十分。
ナトリウムやカリウムといった電解質・糖分を適度に補給する必要がある為、 スポーツ飲料や経口補水液などを効果的に利用して、 失った体液の早めの回復に努めましょう。


脱水への警戒心が弱まる冬こそしっかり対策を


冬は空気がカラカラで洗濯物もすぐ乾くように、 体からもじわりじわりと水分は確実に失われています。

汗をかかず脱水への警戒心が弱まる冬こそ、 こまめな水分補給や乾燥対策を心がけて、脱水の危機から美と健康を守りましょう。