日焼け後のダメージ肌をケアする「おススメの食べ物」 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2024.08.21
日焼け後のダメージ肌をケアする「おススメの食べ物」

日焼け肌をケアするビタミン

お盆休み明けのこの時期、レジャーなどで思いのほか日焼けしてしまい、スキンケアについてお悩みの方は多いのではないでしょうか?

夏の強い日差しや紫外線は、肌内部に深刻な影響を与えます。しみやそばかす、シワやたるみなどの肌悩みの原因にもなる為、もし焼けてしまったのなら、早め早めに対策を打つことが重要です。

そこで今回は、【日焼け後のダメージ肌をケアするおススメの食べ物】をご紹介します。
紫外線対策には、日焼け止めやサングラス、日傘などで外からケアすることも大事ですが、日々の食事で身体の中からケアしていくことも大切です。 以下でご紹介する食品には、肌を美しく保つ為に欠かせない栄養が詰まっています。日焼け後は特に意識的に取り入れてみましょう。


日焼け後は栄養価の高い食事で肌をケアしよう


食事をする女性

夏の食事は、アイスクリームやかき氷などの甘いものや、屋外でのバーベキューなどで優雅に過ごされた方も多いのではないでしょうか。
日焼けした後には、乱れた食生活を改め、栄養バランスの整った食事を心掛けることが大切です。野菜や果物、栄養価の高い食品を積極的に取り入れ、内側から美しい肌を作りましょう。


日焼け肌を美肌に導くおススメの栄養素


日焼け後のダメージ肌を美肌に導く栄養の代表と言えば、新鮮な野菜や果物に含まれる「ビタミン類」が有名です。特に「美肌のビタミン」と称されるビタミンA、C、E(ビタミンエース)は、日焼けした肌へのダメージに効果てきめん。日焼け後の肌にはもちろん、日ごろの美肌対策としても役立ちますので積極的に取り入れましょう。

また、”食べる日焼け止め”とも称される「リコピン」も紫外線対策として積極的に摂りたい栄養素の一つです。

それぞれの働きや、より効果を高める食べ方を以下にご紹介します。


なめらかな肌に導く「ビタミンA」(β-カロテン)


緑黄色野菜

ビタミンAは、皮膚や粘膜を保護・強化し、肌のハリや弾力・潤いを保つ働きをします。しっとりとしたなめらかな肌に導くのに効果的です。また、抗酸化作用があり老化予防、視力の保護、ガン予防としても役立ちます。

【ビタミンAが多く含まれる食品】
ほうれん草・かぼちゃ・にんじん・トマト・赤ピーマン・しそ・ニラなどの緑黄色野菜。
モロヘイヤ・ツルムラサキ・ウナギ・レバー・乳製品・海苔など

【より効果を高める食べ方・注意点】
ビタミンAは脂溶性のビタミンである為、油と一緒に摂ることで体への吸収が良くなります。油で炒めたり、油の入ったドレッシングをかけたサラダで食べるのがおススメです。

ただし、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、過剰に摂りすぎると頭痛や吐き気などの症状を引き起こす場合があります。「美肌に効果的だから」と、サプリメント等で過剰に摂り過ぎないよう注意しましょう。


透明感のある弾力肌へ導く「ビタミンC」


ビタミン

ビタミンCは、紫外線によるメラニン色素の生成を抑制し、シミ・そばかす・くすみなどを予防します。また、肌のハリに欠かせないコラーゲンの生成を助け、透明感のある弾力のある肌に導きます。

【ビタミンCが多く含まれる食品】
赤ピーマン・ピーマン・ブロッコリー・ゴーヤ・トマトなどの緑黄色野菜。
レモン・オレンジ・グレープフルーツなどの柑橘類。
キウイ・イチゴ・カリフラワー・芽キャベツなど

【より効果を高める食べ方・注意点】
ビタミンCは水溶性のビタミンとなり、水に溶け易く熱に弱い性質があります。その為、サラダやジュースなどでなるべく生のまま食べるのがお勧めです。

また、肌に良いからと一度に沢山食べても意味がありません。水溶性ビタミンであるビタミンCは、一度に吸収できる量に限度があり、過剰な分は体外へ排出されてしまうため、1日数回に分けて、こまめに摂取する必要があります。

注意したいのは、”柑橘類は日焼け前に食べると、紫外線の影響を逆に受けやすくなる”場合があるという点です。柑橘類に含まれる「ソラレン」という成分は、光毒性を持ち、紫外線を吸収しやすくする性質があります。紫外線による日焼けのリスクが高まる可能性があるため、特に外出前に大量に摂取することは控えた方が良いでしょう。

食べてから7時間ほど影響があるとされるため、柑橘類を食べる際は、紫外線に当たらない夜に食べるのがオススメです。
ただし、柑橘類の可食部に含まれるソラレンの量は少ないため、普段適量に食べれば問題は少ないと考えられます。


若返りのビタミン「ビタミンE」


ナッツ

ビタミンEは、肌の新陳代謝を高め、ターンオーバーを活性化することで美肌に導きます。「若返りのビタミン」とも呼ばれ、老化の原因となる活性酸素の発生を防ぎ、シミやそばかす、シワを出来にくくしてくれる他、冷え性の改善や肩こり、腰痛の改善にも効果的です。

【ビタミンEが多く含まれる食品】
ウナギ・アボカド・ 大豆・ごま・アーモンドなどのナッツ類・カボチャなど

【より効果を高める食べ方・注意点】
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果が期待できます。また、ビタミンAと同様に、油との相性が良いため、油を使った調理に活用すると吸収が良くなります。


食べる日焼け止め「リコピン」


日焼けに良い食べ物

日焼け対策の代表食材とも言われるトマト。トマトに豊富に含まれる赤い色素「リコピン」は、カロテノイドの一種であり、その強力な抗酸化作用が注目されています。

リコピンの抗酸化作用はビタミンEの100倍以上にもなるとされ、紫外線の影響で起きるメラニン色素の沈着を防ぎ、シミやそばかすを防ぐ働きがあるほか、生活習慣病やがん予防、アンチエイジングにダイエット効果など、様々な健康効果が期待されています。

【リコピンが多く含まれる食品】
トマト・スイカ・赤ピーマン・グレープフルーツ・さくらんぼなど

【より効果を高める食べ方・注意点】
ビタミンAやビタミンEと同様に、リコピンも油に溶けやすい性質を持っているため、油を使った調理や、油の含まれるドレッシング等と合わせて食べるのがオススメです。トマトジュースにエキストラバージンオイルを少し垂らして飲むなども、手軽かつ効率的にリコピンを摂取できる方法ですので、是非試してみて下さい。


内側からもケアして輝く肌を目指そう


夏の強い日差しは、どれだけ対策をしても避けられないものです。そんな日焼けによる肌トラブルを最小限に抑えるためには、外側からのケアだけでなく、内側からのケアも重要です。

化粧品でのスキンケアは基本ですが、それに加えて、ビタミンやリコピンを豊富に含む旬の夏野菜や果物を積極的に摂取することで、肌を内側から健康に保つことができます。

美しい肌を維持するためには、バランスの取れた食生活が不可欠です。是非以上を参考に、夏の暑さに負けない、輝く肌を目指しましょう。