春先に出る肌のかゆみや赤み「肌の花粉症」に注意 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.02.24
春先に出る肌のかゆみや赤み「肌の花粉症」に注意

花粉皮膚炎

花粉症の人には辛いシーズンがやってきましたね。

花粉症の代表的な症状と言えば、 くしゃみや鼻水、目の痒みなどがありますが、 こうした症状に加えて増えるのが、肌のかゆみや赤みなどの「肌トラブル」です。

実は花粉が肌に付着することで ”肌の花粉症”と言える症状を引き起こすことがあります。 毎年花粉のシーズンに顔のかゆみや湿疹が出ると言った場合、 それはもしかすると「花粉皮膚炎」かも知れません。

紫外線が徐々に強まる春は、ただでさえ肌にとっては過酷なシーズンです。 今後増えていく花粉によって肌を益々過酷な状況下に追い込まない為にも、 早い段階から正しく対処することが重要です。

そこで今回は、花粉皮膚炎と言われる皮膚症状について、 【花粉により肌荒れを引き起こすメカニズムや対策】をご紹介します。

春先になるといつも肌の調子が悪いなど、 花粉による影響に心当たりがあれば要注意!
適切な対策を心がけて不快なシーズンも健康美肌で乗り切りましょう。


花粉皮膚炎が起こるメカニズム


花粉皮膚炎のメカニズム

「肌の花粉症」と言える肌トラブルは、 肌のバリア機能が低下した際に起こりやすくなります。

健康な肌は本来、皮膚の1番外側にある角質層によって、 外敵や外部刺激から肌を守っています。 潤いを含んだ細胞同士が隙間なく連なり、 更には角層の表面を皮脂の膜が覆うことで肌の水分を保ち、 花粉やPM2.5、ウィルスなど外敵の侵入を防いでいます。

しかし、乾燥や摩擦、紫外線の影響などで肌のバリア機能が低下すると、 角質層がめくれ、細胞と細胞の間に隙間が生じて肌が無防備な状態に。 その隙間から花粉が侵入しアレルギー反応を引き起こした結果、 痒みやヒリヒリした痛み、湿疹、赤みなどの肌トラブルを招くのです。

これが、花粉が原因で起こる肌荒れ「花粉皮膚炎」のメカニズムです。


花粉皮膚炎の特徴


花粉皮膚炎の特徴としては、 春先などの花粉のシーズンにだけ症状が出ることが挙げられます。 また、特に顔や首などの露出した部分(花粉が直接付着する部分)に多く見られます。


花粉皮膚炎対策のポイント


花粉皮膚炎対策

では肌の花粉症ともいえる「花粉皮膚炎」を防ぐためには、 どの様な対策が必要なのでしょうか?

花粉皮膚炎を予防するための対策として重要なポイントは、 皮膚への付着を徹底的にブロックすることと、 肌のバリア機能を高めること。 そして肌への刺激を極力減らすことです。

具体的な対策を以下にご紹介します。
是非、花粉皮膚炎の予防策として取り入れてみましょう。


徹底的な保湿で肌のバリア機能を高める


花粉皮膚炎を予防するために1番大事な事は肌のバリア機能を高めることです。 そしてその為に大事なことが、何と言っても「保湿」です。

特にこの時期は気温がぐんぐん上昇するにも関わらず、 湿度はなかなか上がらない為に非常に肌が乾燥しやすくなっています。 乾燥によるバリア機能の低下を招かない為にも、 日ごろのスキンケアで徹底的に保湿を心掛けることが重要です。


肌は掻かない擦らない


肌がかゆくても擦ったり掻きむしったりは絶対にしない事です。 皮膚を掻いたり擦ったりしてしまうと、肌の角質層を傷つけ、 バリア機能が益々低下し花粉皮膚炎になりやすくなります。 この様な悪循環を生まない為にも、かゆみを抑える薬などを活用して、 できるだけ肌に余計な刺激を与えないように気を付けましょう。


マスクの摩擦や乾燥に注意


マスク必須の今、マスクによる肌への摩擦や 着脱による乾燥によって、肌のバリア機能の低下を招く危険性があります。 できるだけマスクは肌触りの良いものを着用し、 着脱後は必ず保湿することを徹底しましょう。


花粉を肌に付着させない


花粉皮膚炎の予防には、花粉を肌に付着させないことも重要です。 外出時には帽子やメガネ、マスクの着用、 また花粉ブロックスプレーなどを使用して花粉の付着を防ぎましょう。 首元を守る為にストールを活用するのもオススメです。


静電気対策で花粉の付着を予防


静電気の発生によって花粉を肌に引き寄せやすくなるため、 静電気対策として静電気防止スプレーを活用するのもお勧めです。

また、乾燥が進むことで静電気が起きやすくなる為、 静電気対策としても保湿が大事になります。

保湿ミストなどを使って水分を保つことやマスクを着用すること。 水をこまめに飲んで体の水分量を十分に保つことも重要です。

朝晩のスキンケアで保湿をしっかりすること、日中もスプレーなどで保湿を行う。 体の中からも水分補給をこまめに行い、 内から外から徹底的に保湿を心掛けましょう。


付着した花粉はすぐに落とす


外から持ち込んだ花粉が、家の中で再び肌へ付着するのを防ぐため、 なるべく花粉は家の中に持ち込まない様にしたいです。 花粉のシーズンは、帰宅したら髪や衣類についた花粉を よく払い落としてから家に入るようにしましょう。

また家に帰ったらすぐ顔を洗い顔に付着した花粉を落とす。 もしくは帰宅後はすぐにシャワーを浴びて、 髪の毛や全身に付着した花粉を全て洗い流してしまいましょう。


熱いお湯での擦り洗いは厳禁


入浴やシャワーの際には、熱いお湯を使用することで肌の乾燥を進め、 肌のバリア機能を低下させる原因になるため、 ぬるめの温度のお湯を使用し、入浴後もしっかり保湿を心がけましょう。

もちろん石鹸を使用する際などはゴシゴシと擦り洗いするのは厳禁です。 こうした刺激が肌の潤いを奪い、バリア機能を低下させる原因になります。


紫外線ケアを徹底する


春に向け日差しも日に日に強まってきます。 紫外線による刺激や乾燥でもまた肌のバリア機能の低下を招く為、 日焼け対策をしっかり行うことも重要です。

マスクでガードしているからと安心せず、 日焼け止めや帽子、日傘を活用するなどして紫外線から肌を守りましょう。


徹底した対策で花粉から肌を守ろう


花粉のシーズンに顔のかゆみや湿疹が出るなど、 時期や症状が出る場所に心当たりがあれば、 それはもしかすると「花粉皮膚炎」かも知れません。

花粉による肌トラブルから身を守るためには、 なるべく肌に花粉を付着させないことや、保湿の徹底、 また刺激を減らすことで肌本来のバリア機能を保つことがとても重要です。

是非今から対策を徹底して、花粉のシーズンを強い肌で乗り切りましょう。