シーズン到来!花粉症対策にお勧めの食べ物6選 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2023.02.22
シーズン到来!花粉症対策にお勧めの食べ物6選

花粉症


暖かい日も増えてきて、花粉が気になる季節になってきました。 今年の花粉飛散量は過去10年で最多となる予測です。 去年と比べると、東北地方では少なくなるとのことですが、 その他の地域では、昨年の2〜4倍と大変多くの飛散が予想され、 既に花粉センサーが反応している方も多いのではないでしょうか。

また、今年は新型コロナ対策としてのマスク着用が緩和され、 数年振りにマスクを外した生活が戻ってきます。 長年のマスク生活で花粉に対する免疫も弱まっていることから、 花粉症の方は症状の悪化が…花粉症でない方も デビューの危険が高まることが予想され、厳重な警戒が呼びかけられています。

「花粉症はこの時期だけ。今だけ我慢すれば良い。」 と割り切り放置してしまう方も多いですが、花粉症を持っていると、 果物や野菜などを食べてアレルギーが出る「交差反応」を引き起こす危険も高まります。 症状をこれ以上拡大・悪化させないよう、 しっかりと対策をして予防や症状の緩和に努めましょう。

そこで今回は、【花粉症の予防や症状緩和に役立つお勧めの食べもの】をご紹介します。

メガネやマスクなど外側からの対策ももちろん大事ですが、 体の中から花粉に負けない強い体作りをすることも対策として重要です。 これから春本番。折角の心地よい季節が憂鬱なものにならないよう、 是非出来ることから対策して行きましょう。

花粉症の予防や症状緩和に役立つ食べ物


花粉症などのアレルギー反応は、免疫の過剰反応によって引き起こされます。 その為、免疫機能を正常化させる働きのあるビタミンDが豊富な食材を食べるのがお勧めです。 また抗炎症作用のあるポリフェノールやオメガ3脂肪酸。 粘膜の強化に役立つビタミンA、免疫の要となる腸内環境を整える効果のある食品などが 花粉症の予防・緩和にお勧めです。

「花粉症」の方にとって春はとても辛い季節…。 お花見やレジャーなど、春を満喫したい気持ちはあっても、 花粉症のせいで心から楽しめない…逆に憂鬱と言う方は多いですよね。

以下では、そんな花粉症の予防や症状緩和に役立つおすすめの食べ物をご紹介します。 日頃の食事に積極的に取り入れて、辛い花粉シーズンを乗り切りましょう。


納豆や漬物・ヨーグルトなどの”発酵食品”


ヨーグルトで花粉対策

発酵食品には、腸内環境を整える働きのある乳酸菌やビフィズス菌が豊富に含まれています。 人の免疫細胞は7割から8割が腸に集まっています。 腸内環境が整うことで免疫力が高まり、アレルギー症状の緩和が期待できます。

花粉症は、アレルゲン(花粉)に対する過剰な免疫反応によって引き起こされます。 この免疫反応が起きる際に「IgE抗体」が体内で作られ、花粉症の原因となりますが、 乳酸菌には「IgE抗体」の働きを抑制する効果もあり、対策としてとても有効です。 発酵食品を毎日食べて、もしくは食事で難しい場合はサプリメントから効果的に摂り入れ、 腸の中から免疫の活性を図りましょう。


レンコン


レンコン

レンコンに含まれるネバネバ成分やビタミンCには、 抗酸化作用や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。 また食物繊維が豊富で、腸内環境を整える役割がある他、 アレルギー反応を招く物質の分泌を抑制する働きのある ポリフェノール「タンニン」も豊富です。

また、レンコンの表面にある黒い斑点は、 お茶の成分としても有名な「カテキン」というポリフェノールです。 老化対策や美肌に役立つほか、花粉症の症状緩和にも役立ちます。

レンコンの効果的な摂り方としては…
ポリフェノールは皮に多く含まれているため、 調理をする際には皮付きのまま調理して食すのがお勧め。 また、レンコンは水にさらしてアクを抜くのが一般的ですが、 ポリフェノールやビタミンCは水に溶けやすい性質を持つことから、 アク抜きせずそのまま使用するのが花粉対策としてはお勧めです。


緑茶、べにふうき緑茶、甜茶(てんちゃ)など


お茶

緑茶などに豊富に含まれるポリフェノールの一種「カテキン」には、 アレルギー症状の原因とされる「ヒスタミン」を 抑制する働きがあることが知られています。

特にべにふうき緑茶には、花粉症の原因となる「IgE抗体」を抑制する働きがある 「メチル化カテキン」が多く含まれており、花粉症の症状緩和に役立つとされます。
また、甜茶(てんちゃ)という甘い中国茶にも、抗アレルギー作用や抗炎症作用があります。 花粉症が心配な方は、日ごろからこうしたお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。


青魚や鮭、シラス


青魚

青魚に豊富に含まれるEPAやDHAと言った脂肪酸には、 花粉症の原因になる「プロスタグランジン」の量を低下させる働きや、 鼻づまり、目のかゆみなどの不快な症状の原因となる 「ロイコトリエン」の量を低下させる働きがあり、 花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果があることが知られています。

また鮭の色素成分である「アスタキサンチン」には、 花粉症を引き起こす原因となるヒスタミンの作用を抑える効果があり、 花粉症の症状緩和に役立つとされています。

また、青魚や鮭、魚の内臓などに豊富なビタミンDは、 免疫の過剰反応を抑制し、花粉症対策として有効な栄養素です。 魚の内臓では、あん肝やいくらが代表例ですが、 手軽に取り入れられるものでは、シラスやししゃもがお勧め。 是非日々の食卓で取り入れてみましょう。

食の欧米化が進む日本では、肉の摂取が増え逆に魚の消費量が減少しています。 アレルギー抑制効果のある脂肪酸の摂取が減ったことが、 花粉症人口の増加を招いているという指摘もある為、 オメガ3系脂肪酸やαリノレン酸が豊富な、魚や亜麻仁油、 えごま油、しそ油を摂るなどして積極的に補いましょう。


シソ


シソ

シソに含まれる「ルテオリン」と言う物質にも、 花粉症を引き起こす「IgE抗体」の分泌を抑える作用があることが知られています。 また、シソに含まれる「αリノレン酸」には、抗アレルギー作用もあることが知られています。


キノコ類


干しシイタケ

キノコ類には食物繊維が大変豊富に含まれています。腸内環境を整えてくれる他、 食物繊維の一種であるβグルカンと言うキノコ特有の成分の働きにより、 免疫機能の活性化にも役立てることができます。

またキノコ類にはビタミンDも豊富です。 更に、キノコ類に含まれる「エルゴステロール」と言う成分には アレルギー反応を軽減する効果が期待されています。


アレルギーの症状緩和・抑制に役立つ食べ物


他にも…アレルギーの症状緩和、抑制に効果的な食材として、 玉ねぎやキャベツ、にんにく、ごまや大豆、海藻類などが挙げられます。 これらの食材はどれも免疫の過剰反応を抑えて、 アレルギーに強い体作りに役立つ食材ですので意識して取り入れてみましょう。


花粉症対策に役立つ食べ物で辛い季節を乗り切ろう


花粉症の発症には自律神経の乱れが関わっているとされます。 規則正しい生活や食事からしっかりと栄養をとること、 質の良い十分な睡眠を確保することやストレスを溜めないこと等、 基本となる健康的な生活が何よりの予防・改善策であることは忘れてはいけません。

その上で、帽子やメガネ、マスクの着用などの花粉を寄せ付けない工夫。 そして上記でご紹介した食品を積極的に活用し、 多方面からアプローチすることから花粉対策に取り組んで行きましょう。