季節の変わり目は「寒暖差疲労」にご用心 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.10.19
季節の変わり目は「寒暖差疲労」にご用心

寒暖差疲労

11月下旬並みの寒さから一変、今度は25度を超える夏日に。 ジェットコースターのように目まぐるしく変わる気温の変化に体が追い付かず、 体調を崩す人が増えています。

こうした季節の変わり目には、”寒暖差疲労”にご注意ください。
「寒暖差疲労」とは…激しい寒暖差に体の対応が追い付かず、 疲労が蓄積してしまった状態を言います。 疲労の蓄積が続くことで、自律神経に悪影響を与え、 頭痛やめまい、肩こり等、体に様々な症状を引き起こします。

そこで今回は、【寒暖差疲労の予防と対策】についてご紹介します。
寒暖差の激しい季節の変わり目。 自律神経の乱れから体調を崩さない様しっかり対策して、 これから訪れる寒い季節も元気に過ごしましょう。


寒暖差疲労の原因


寒暖差によって体に様々な不調が現れる原因には、自律神経が大きく関わっています。
私達の体温は、暑くなれば汗をかき体温を下げ、 寒くなれば血管を収縮させたり、体を震わせたりして体温を上げると言った具合で、 自律神経の働きによってバランスが保たれています。 しかし、季節の変わり目や、夏場や冬の冷暖房の使用など、寒暖差が激しくなると、 体温のバランスを取るために多くのエネルギーが消費されることに。 自律神経が過重労働を強いられた結果、疲弊、乱れが生じ、 自律神経が司る様々な身体の機能に悪影響が出てしまいます。


寒暖差疲労の主な症状


例えば、寒暖差疲労の症状には以下のようなものがあります。

・体の冷え
・むくみ
・頭痛
・肩こり、首痛、腰痛
・倦怠感
・めまい
・不眠
・下痢、便秘
・イライラ、気分の落ち込み
・目が疲れる等…

季節の変わり目となるこの時期、以下のような症状があれば、 寒暖差によって自律神経が疲弊しているサインかも知れません。 自律神経の不調から益々症状の悪化を招かない為にも、 日々の生活で対策を心がけることから、体調整えていきましょう。


寒暖差疲労対策のポイント


寒暖差疲労を対策する上でポイントとなるのが、 冷えから体を守ることと、自律神経を整える対策をとることです。


冷えから体を守ろう


寒暖差疲労対策

寒暖差疲労を防ぐには、体が急に冷えることが1番の問題になるため、 冷えから体を守る対策を取ることが何より大切です。 寒暖差の激しくなる季節の変わり目などには、例え日中暖かくても、 朝晩の冷え込みに備えて、羽織ものやストールなどを常備し、 体を冷やさない様に対策しましょう。
特に血管が多く集まる3つの首、「首・手首・足首」を温めると冷え対策として効果的です。 マフラーや靴下、カイロなどを利用して冷えない工夫をしましょう。

また、体を中から冷やさない様、食べ物や飲み物の温度にも注意を払い、 出来るだけ冷たい物は避け、温かいものを口にするのがお勧めです。
同時に、”体温め作用のある食材”を食べるのもお勧め。 生姜やニンニク、ネギ、カボチャ、ココア、大豆、チーズ。 また大根や人参、ゴボウなどの根菜類。 サツマイモや里芋などの芋類は、体を温める効果があります。
特に冷えを感じる場合は、こうした食品を積極的に取り入れてみましょう。

1日冷えた体を温めるためにも、お風呂はシャワーで済ませず入浴がお勧めです。
お湯の温度は、熱過ぎずぬる過ぎない心地の良い温度に、長めに浸かるのがポイント。 入浴によって体の深部まで温まることで冷えも解消され、 その後の入眠もスムーズになり、自律神経が整いやすくなります。

また体を冷やさない対策として、朝の過ごし方も大事です。
朝は栄養バランスのとれた朝食をしっかりと摂り、 朝日を浴びることからスタートさせましょう。 「朝食を摂る」「朝日を浴びる」がセットで行われることで体内時計がリセットされ、 体を活動モードに切り変えることで、朝から体温を上げることが出来ます。


適度な運動を習慣にする


運動

運動不足になると、自律神経が正常に働きづらい状態になるため、 日頃から運動習慣を身に付けることも対策として大事です。 適度な運動を続けることで血流が良くなり体が温まるのと同時に、 自律神経を整えるセロトニンの分泌も増やすことが出来ます。
運動による適度な疲労感やセロトニンの活性化は、 睡眠の質の向上にも役立ち、相乗効果で自律神経を整えます。

運動習慣が全く無い方は、散歩やストレッチ、 階段の上り下りなど簡単なものからでも構いません。 小さなことからコツコツと、運動を習慣にしていきましょう。


深い呼吸で自律神経を整える


ゆっくりと深い呼吸をすることは、自律神経を整えるのに効果的です。 ベッドの中や仕事で一息ついた時など、ふとした時に深呼吸を心がけて、 乱れやすい自律神経を意識的に整えましょう。


寒暖差に負けない強い体を維持する為に


寒暖差疲労を対策するためには、体を冷やさないことと、 自律神経を整える工夫を心掛けることがポイントとなります。
体が冷えない様、日常で様々な対策をとると共に、食事、睡眠、運動など、 健康的な生活習慣を送ることから自律神経を整え、 寒暖差に負けない強い体を維持して行きましょう。