ダイエットと言うと、カロリー計算や食事の栄養バランスを整えるなど、
何かと面倒な作業が多いイメージがあります。
そしてそのせいで三日坊主になってしまったり、反動でリバウンドするなど、
複雑に考え過ぎるあまりうまくいかないケースも多々あります。
そうした方にオススメなのが、
”調理方法を見直すこと”です。
凄くシンプルな方法ですが、
調理方法を変えることで自然とカロリーを減らすことができ、
簡単にダイエットに繋げることが出来ますよ!
今回は、辛い運動や面倒なカロリー計算の必要がない、
調理方法を意識するだけの簡単ダイエット術をご紹介します。
食事のカロリーは調理法で大きく変わる
揚げる、焼く、煮るなど、食事のカロリーは調理法によって大きく変わってきます。
食材そのもののカロリーを気にすることも大事ですが、
まずはシンプルに調理方法を変えてみる。このちょっとした意識で、
食事によるカロリーコントロールがうまくいくようになる為、
是非日々の食事で心がけてみましょう。
調理方法の違いによるカロリーの変化
一般的に調理方法の違いによるカロリーは、
【揚げる>炒める(鉄板焼き含む)>煮る>蒸す>網焼き>茹でる】
の順に少なくなると言われます。
ダイエットをするなら揚げ物よりも炒め物や焼き物、
焼き物よりも茹でたものや蒸したもの、または生食を選ぶのがオススメです。
例えば魚のアジの場合、
フライが215キロカロリー(100グラム)程であるのに対し、
塩焼きの場合115キロカロリー、
刺身の場合は120キロカロリー程となります。
フライよりも、焼き魚や刺身に変えるだけでもカロリーを押さえることが出来ます。
また、鶏肉の場合でも、
唐揚げで290キロカロリー(100グラム)程であるのに対し、
チキンソテーが277キロカロリー、
蒸し鶏で190キロカロリーと大幅に変わります。
野菜の中でも油の吸収率が高いナスの場合、
天ぷらで234キロカロリー、
素揚げで155キロカロリーと高カロリーになるのに対し、
茹でたものでは17キロカロリーとこちらも全く違ったエネルギー量になります。
この様に、例え食材自体のカロリーが低くても、
調理方法によってそのカロリーは大きく変わります。
ダイエットを意識するのであれば、
出来るだけカロリーの少なくなる調理方法を意識して選び、
無理なく食べて健康的にスリムを目指しましょう。
調理方法別の特徴とカロリーを押さえるポイント
調理方法別の特徴やカロリーを押さえるポイントとしては…
様々な調理法がある中で揚げる調理は最も高カロリーとなる為、
ダイエット中はなるべく避けた方が良いでしょう。
特に同じ揚げ物でも、素材そのものを油に通す素揚げよりも、
フライや天ぷらなど衣をつけて揚げる方が
衣に油が吸収されエネルギーが高くなります。
低カロリーな野菜でも、ナスもそうですが、
油を吸う面積の多いかき揚げなどは吸収される油の量が多く、
高カロリーな食べ物になってしまう為注意が必要です。
また、炒め物も油を使って調理することからカロリーが高くなります。
外食の中華料理などでは大量の油で炒めているケースも多いため、
食材が低カロリーでも大幅にカロリーアップしてしまうこともあります。
その点自炊では油の調節が出来るのでお勧めです。
自炊で炒め物をする場合には、
テフロン加工のフライパンを使って油を最小限にしたり、
豚肉など油の多い肉類を炒める際には、溶け出した油を
キッチンペーパーなどでふき取るとカロリーをカットすることができます。
または、フライパンにクッキングシートを敷き、
その上で肉や魚を焼いたりしてノンオイル調理するのもお勧めです。
焼く調理法の場合、鉄板で焼いた場合と、
網で焼いた場合とではカロリーが大きく変わってきます。
鉄板でバターや牛脂などの油をひいて肉を焼いた場合、
油が肉の中に閉じ込められカロリーが大幅に下がる事はありません。
一方焼肉屋さんの様に肉を網で焼く場合は、
余分な油が下に落ちて行く為カロリーも少なくなります。
ダイエットを意識するのであれば、肉は網焼きでじっくり油を落とす調理がお勧めです。
外食でのメニュー選びの際や、自炊で調理方法を考える場合は、
なるべく油を使わない調理や、網焼きにする、蒸す、茹でるなど、
食材に含まれる余分な油が落ちやすいメニューを選んでみましょう。
少しずつのカロリーダウンでも、毎食積み重ねれば効果が出てきます。
是非出来ることから取り入れてみて下さいね。
いつもの野菜炒めをウォータースチームでヘルシーに
ダイエットにオススメのカロリーダウン調理法として、
ウォータースチーム調理をご紹介します。
ウォータースチーム調理とは、油を使わず、
沢山の野菜を少量の水で蒸し煮にする調理を言います。
手順は簡単!
1.好きな野菜を多めにカットして鍋に入れ、
少しの塩と少量の水を油代わりに入れて蓋をし、火にかけます。
2・弱火で時々様子を見ながら(焦げ付かないように)
野菜がしんなりするまで蒸し煮にしたら完成です。
たったこれだけで、どんな野菜でも油を使わずに甘みを引き出すことができ、
旨味も濃縮され隠れた野菜本来の味を楽しむことが出来ます。
クタクタになった野菜はカサが減り沢山食べられる上、
油を使わない分低カロリーでダイエット中にオススメです。
是非調理の際のレパートリーに加えてみて下さい。
調理方法を意識して食べながら健康的にダイエット
長期的なスパンでダイエットを健康的に行う為には、
食事によるカロリーコントロールをストレスなく行うことが大事です。
通常は、鶏肉を食べる場合、
手羽やもも肉よりも胸肉やささみを選ぶといったように、
食材そのもののカロリーにフォーカスしがちですが、
調理方法にも意識を向けるとカロリーコントロールはより簡単になると思います。
是非メニュー選びで悩んだ際には、
調理方法も選択のポイントに加え、
食べて痩せる健康的なダイエットに役立ててみてはいかがでしょうか。