コンビニは、忙しい現代人にとって頼りになる存在です。いつでもどこでも欲しいものが手に入る便利さから、今やなくてはならない存在となっています。
特に、時間がない時の食事の調達先として大変重宝します。そのため、食事はいつもコンビニだという方も多いのではないでしょうか?
かつては「コンビニ弁当は体に悪い」「ダイエット中はコンビニメニューを避けるべき」そんな悪いイメージが囁かれた時代もありました。しかし、最近のコンビニ食は、お弁当やお惣菜の種類も豊富で、健康を考えたヘルシーメニューも充実しています。コンビニの食事を上手にセレクトすることで、ダイエットや健康に繋がる代謝アップメニューを作ることもできます。
そこで今回は、
【痩せ体質に導くコンビニメニューの選び方】をご紹介します。
普段何気なく選んでいるコンビニ食も、ちょっとしたコツを押さえておくことで、体が喜ぶバランスメニューに変身させることができます。普段よくコンビニを利用される方はぜひ参考にして頂き、太りにくい身体作りに役立ててみてください。
「定食スタイル」の組み合わせがポイント
健康への意識の高まりや、昨今の筋トレブームの影響などから、コンビニで購入できる食品も、低糖質、低ファットなものや栄養バランスを考慮したものが増えて来ました。とは言え、単体では野菜不足など、まだまだバランスが整いにくいのが現状。代謝アップに繋げるためには、”いかに組み合わせるか”が大事になります。
そこで押さえておきたいポイントが、「定食スタイル」の組み合わせ。定食スタイルを意識してお弁当やおかずをチョイスすることで、自然と栄養バランスが整いやすくなります。是非、食事を選ぶ際にはこうしたポイントを踏まえてメニューを組んでみましょう。
「定食スタイル」とは?
「定食スタイル」とは、どの様な組み合わせでしょうか…。
定食スタイルの食事は、日本の伝統的な食事形式です。例えば、和食屋さんで出てくるような定食の形のことです。
・主食(白米や玄米などのご飯)
・主菜(魚、肉、豆腐などのメインのおかず)
・副菜(野菜や海藻類、キノコ類など、ビタミン・ミネラル・食物繊維が摂れるおかず)
・味噌汁
・漬物
この様な形が定食スタイルの基本となりますが、主食、主菜、副菜(みそ汁や漬物も副菜にカウントしてOK)の3つの組み合わせを心掛けることで、自然と栄養バランスが整った食事が取りやすくなります。コンビニでもこのように、定食スタイルに近づけたメニュー選びを心掛けるのがポイントです。
太りやすいNGパターンの組み合わせ
一方で、よくやってしまいがちなNGパターンとしては、糖質単体のメニューを選んでしまうことが挙げられます。例えば、おにぎり×お茶、パン×コーヒー、麺類×おにぎりなどの単品メニュー、もしくは炭水化物×炭水化物の組み合わせで選ばれている方が多いように思います。
こうした選び方では、どうしても糖質にバランスが偏ってしまいます。また筋肉の材料となるタンパク質や、代謝に欠かせないビタミン・ミネラルが不足してしまい、これが原因で代謝の低下を招きやすくなります。
炭水化物も3大栄養素の1つ、大切な栄養素ではありますが、これをエネルギーに変えるためにもビタミンが必要です。栄養素はそれぞれが助け合って成り立っていることを忘れず、できるだけ複数の食品を組み合わせてバランスアップを図ることが大切です。
もちろん、糖質単体のメニューでなくとも、低カロリーだからとサラダだけをチョイスするなどもNGです。行き過ぎたヘルシー思考は代謝の低下を招き、逆効果になると心得ておきましょう。
食事はバランスが大事
食事はバランスが大事です。野菜や海藻類、きのこ類を積極的に食べ、体を機能させる酵素やビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取すること。エネルギーになる炭水化物(糖質)。そして筋肉の元となるタンパク質やホルモンの材料になる脂質も必要不可欠な栄養素です。これらが過不足なく揃うように、できる限り組み合わせを意識することが代謝を上げるポイントです。
コンビニメニューのお勧めの組み合わせ
では、具体的にはどの様な組み合わせが正解なのでしょうか?理想的なコンビニメニューには、例えば…
・おにぎり×焼き魚×サラダ×具沢山スープ
・蕎麦×温泉卵×海藻サラダ
・納豆巻き×ゆで卵×大根サラダ×わかめスープ
・サンドウィッチ×具沢山ポトフ×ヨーグルト
このように定食スタイルをベースにした、主食と主菜、副菜を組み合わせたメニュー選びを心掛けるのがおススメです。
これ以外にも、コンビニにはサラダやおひたしなどの副菜となるおかずも充実していますし、魚の缶詰や焼き鳥、豆腐、サラダチキンなどなど主菜となるおかずも豊富であらゆる組み合わせの定食スタイルを組むことが出来ます。コンビニでも健康的な選択ができるので、ぜひ色々な組み合わせを試してみましょう。
バランスアップにお勧めのコンビニ食
プラス一品、タンパク質のおかずで迷った際には、ゆで卵を選ぶと便利です。ゆで卵はどこのコンビニでも手に入り、「完全栄養食」と言われるほど栄養豊富な食品です。悩んだときには、ぜひゆで卵をチョイスして、バランスアップに役立ててみましょう。
また組み合わせ次第では、おでんもバランスの取りやすい理想的なメニューと言えます。卵や練り物、つみれなどからタンパク質が手軽に摂取できますし、大根や昆布、こんにゃく、白滝などからは食物繊維を豊富に補うことができます。熱々おでんで体が温まることでも代謝アップに繋がりますので、特にこれからの時期、おでんを活用すると良いかも知れません。
そして、お弁当を選ぶなら、幕の内弁当がおすすめです。幕の内弁当は、なんといっても具材が豊富なのが魅力。肉や魚、野菜などがバランスよく入っているため、栄養も整いやすいです。お弁当で悩んだ時には、ぜひ幕の内弁当を選んでみてはいかがでしょうか?
定食スタイルを意識してバランスアップ
栄養バランスを整えるのは難しいと感じるかも知れませんが、定食スタイルを意識するだけで、意外と簡単に実現できるかも知れません。
バランスが崩れがちなコンビニメニューも、ちょっとしたコツをつかめば、食べても太りにくい代謝アップメニューに変えることができます。自分なりに色々と組み合わせて、オリジナルの定食スタイルを楽しみながら、痩せやすく太りにくい身体作りを心掛けてみて下さいね。