日常を奪う「コロナ後遺症」の実態 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.01.20
日常を奪う「コロナ後遺症」の実態

コロナ後遺症

新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、重傷者は過去最多を更新し続けています。 そして感染者が増えるとともに目立ってきたのが”後遺症”の存在です。

新型コロナウィルスに感染した後、一旦は症状が回復したものの、 後遺症と言われる心身の不調を訴える方が後を絶たないのです。

メディアでも度々、コロナ後遺症の実態として、 長期的な臭覚や味覚異常など感染者の声が報じられることから、 その存在を認識されている方も多いでしょう。 しかし「コロナ後遺症」と言う言葉を耳にした事はあっても、 実際どのような症状が出て、どのような特徴があるのかなど、 その厄介さをご存知でない人も多いのではないでしょうか。

コロナの後遺症は、よく聞かれる臭覚や味覚の異常から 倦怠感、脱毛まで多岐に渡ります。 重症、無症状、若者、高齢者に関わらず長期化する特徴もあり、 仕事や生活に長く支障をきたす恐れもあります。

再び緊急事態宣言が発出されたものの、 あまり街から人の流れが減っていないのが現状。 コロナ慣れにより感染対策の緩みが問題視されている昨今。 引き続き気を引き締めてウィルスを遠ざけるためにも、 後遺症の存在ついてこの機会にきちんと認識しておきましょう。


症状は人それぞれ・重複するケースも


新型コロナウィルスに感染し、その後陰性の判断を受けたにも関わらず、 心身の不調を訴える方が数多くいらっしゃいます。 このような後遺症は全身のあらゆる部位に起こり、人によって症状は様々。 しかも複数の症状が重複して起こるケースが多いことから、 十分に警戒する必要があります。


コロナの後遺症とみられる症状


コロナ後遺症の症状としては、例えば以下の様なものがあります。

倦怠感、
味覚障害、
臭覚障害、
息苦しさ、
胸の痛み、
動悸、
消化不良、
筋肉痛のような体の痛み、
頭痛、
気持ちの落ち込み、
思考力の低下、
短期記憶障害、
脱毛、

メディアでも報じられている様に、感染後 「食べ物の味がしない」「何の匂いもしない」「無いはずの臭いがする」など 味覚や臭覚に影響が出た後、 何ヶ月もその症状が収まらないケースは多い様です。

中でも、特に倦怠感を訴える人は全体の90%以上いるとのこと。 強い倦怠感により、日常の行動すべてに支障をきたし、 起き上がるのが辛い、歯を磨くのが辛い、 子供の面倒を見れないなど、後遺症は生活に大きな打撃を与えます。

食欲が沸かない為に食事が出来ず痩せ細っていくケースや、 ブレインフォグ(脳に霧がかかったようにぼんやりする状態)となり、 集中できない、やる気が起きない等で、働くことすら出来なくなるケースも。

また、コロナ後遺症の1つに脱毛も報告されています。 これは、感染による肉体への負担や精神的なストレスによって 起きている可能性が高いようです。 心身へかかる大きなストレスにより毛髪の生え代わりのサイクルが乱れ、 抜け毛が増えると考えられています。

洗髪後の排水溝に溜まる大量の抜け毛を見て愕然とする。 そうした情報をSNSで公開し、後遺症の怖さを体験談として伝えている方もいますが、 その精神的ストレスは計り知れません。

いずれにしても、コロナ後遺症はこうした症状がいくつも重複して起こり得ます。
そして長期化する事も多く、仕事や生活に大きな影響を及ぼす可能性があることから、 決してこの感染症を軽視してはいけません。


コロナ後遺症の特徴


コロナの後遺症はいくつもの症状が重複することがある、 そして長期化しやすいと言う特徴の他にも、女性に多いとされるデータもあります。

イギリスで行われた調査では、 後遺症があったのは女性が約6割に対して男性が4割と、 女性の方が1.5倍多いと言う結果が出ています。

女性の方が、免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう 「自己免疫疾患」が多い事が関係しているのではないかとされるものの、 はっきりとした理由は分かっていません。

また高齢者ではなく、30代40代とまだまだ若い働き盛りの世代にも 後遺症は多く見られるとのことです。 30代40代の女性となると子育て世代とも言えます。 後遺症が長期化すれば、仕事や子育て、 生活全てを一変させてしまうかも知れません。

更に後遺症が怖いのは、重症患者だけではなく、 軽症や無症状だった方にも見られると言う点です。 コロナ感染時の症状の重さと後遺症の重さは無関係とされますから、 この不可解さがまた恐ろしく厄介です。


後遺症を予防する唯一の方法


コロナに関わらず、多くの病気には後遺症がつきものですが、 今回猛威をふるっている新型コロナウィルスに関しては、 治療法が確立されてないことからも 後遺症を予防する事は難しい事かも知れません。

だからこそ、何よりコロナに感染しないことが重要です。

当たり前のことですが、 後遺症を予防する唯一の方法はコロナに感染しない事です。

手洗い、消毒、うがい、マスク着用、3密回避。 ウィルスに打ち勝つにはこの基本がやはり大事。

あっさり治ってしまう人も多く、 若い世代は重症化するリスクが少ないとされていることからも 新型コロナウィルスを軽視しがちです。 しかし、無症状や軽症だったとしても、 その後の後遺症で長く苦しむこともあります。 是非、「自分は大丈夫」と軽く考えず、 感染しない!させない為に引き続き気を引き締めて対策を徹底して参りましょう。