5月の不調にも!メロンの嬉しい栄養と効能 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.05.18
5月の不調にも!メロンの嬉しい栄養と効能

メロンの栄養

ジューシーで甘い「メロン」がおいしい季節になりました。

他の果物と比べると値段が高く、高級フルーツのイメージがあるメロン。 もちろん産地や品種にもよりますが、高いメロンにもなると、 甘さや栄養を凝縮させるために、1つの木に1つの実だけを厳選し育てられています。 そして見た目を完璧なものにする為に、 農家の人達が手作業で一つ一つの実を丁寧に磨き上げたり、温度や水、 日焼け対策など徹底的に管理される等、多くの手間暇をかけて作られます。 高級フルーツのイメージのあるメロンには、高いなりの理由があるのですね。 そしてそんなメロンには、栄養もぎっしり濃縮されているのですよ。

そこで今回は、これからおいしさのピークを迎える 【メロンの栄養と効能】についてご紹介します。 メロンは甘くて美味しいだけじゃなく、体に嬉しい栄養もたっぷり含まれています。 是非、本格的な旬を迎えるこれからの時期、美味しく味わって健康な毎日に役立てましょう。


メロンの栄養と効能


メロン

メロンは、キュウリやスイカと同じで、ウリ科・キュウリ属に分類される食べ物です。 畑や温室ハウスで育てられる栽培方法から野菜に分類されますが、 実際にメロンは果実として食べられることが多いことから「果実的野菜」と定義されています。

野菜とも果物ともいえるメロン。高級フルーツの代名詞とも言えるメロンは、 甘くておいしいだけでなく、体に嬉しい栄養もたっぷりと含まれています。 どの様な栄養が含まれているか、以下に代表的なものをご紹介します。


ビタミンC


メロンには、美肌のビタミンの代表格である「ビタミンC」が多く含まれています。
ビタミンCは肌を丈夫に保つコラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。 コラーゲンは細胞間の結合組織として、 皮膚だけでなく血管や骨、筋肉などを丈夫にする為にも欠かせません。 また、白血球を活性化させて免疫力を高めたり、 鉄の吸収を助ける作用がある他、ストレスに強い身体作りにも役立ちます。 コロナ鬱や5月病対策としても積極的に取り入れたい栄養素です。


βカロテン


メロンには、体内でビタミンAに変化する「βカロテン」が多く含まれています。
特に、夕張メロン・クインシーメロンなどに代表されるオレンジ色の果肉のメロンには、 緑色のメロンよりも20倍以上ものβカロテンが含まれています。
ビタミンAは皮膚や粘膜の強化に役立つ栄養素で、ビタミンCと並ぶ「美肌のビタミン」の代表格です。 肌や髪質の向上やアンチエイジングの他、目の健康維持にも役立ちます。 いつまでも健康で若々しくある為にもメロンは効果的です。


カリウム


メロンには、体内の余分なナトリウムを排出し、 むくみや血圧を下げる効果のある「カリウム」も多く含まれています。
梅雨時期に気になるむくみの予防・改善に役立つのは嬉しいポイントですね。 血圧が高い方や、塩分の多い食事を摂る機会が多い方は、 デザートや間食にメロンはお勧めです。


モリブデン


糖質や脂質の代謝を手助けしてくれる「モリブデン」も、メロンには含まれています。 モリブデンは、体が鉄を使うのに必要な酵素の主要な構成成分で、 貧血を予防する効果もあります。


ククミシン


メロンには、タンパク質分解酵素の1つである「ククミシン」も含まれています。 メロンを食べた時に口の中がイガイガしたりピリピリする場合がありますが、 これはククミシンによるものです。 肉や魚卵などのタンパク質の多い食品の消化を助けてくれますので、 食後のデザートとしてもメロンはぴったりですね。


アデノシン


「アデノシン」はメロンのワタの部分に含まれている成分で、 血液の流れを良くする働きがあります。 血液サラサラ効果で、動脈硬化や脳卒中などの予防に効果的です。 また、血流に作用するアデノシンは、発毛促進成分として育毛剤にも利用されています。 ワタはタネと一緒に捨ててしまう人も多いと思いますが、血管の健康や発毛など、 効果を利用したい場合にはメロンのワタも食べるのがお勧めです。


シトルリン


「シトルリン」は、スイカ・きゅうりなどのウリ科の植物に多く含まれている アミノ酸の一種で、メロンにも多く含まれています。
シトルリンには血管拡張作用があり、冷えやむくみの予防、改善に役立ちます。 また、筋肉の血流を促進して筋トレなどの運動効果を高める効果が期待出来る他、 運動後に生じる乳酸やアンモニアを除去する働きから、 運動による疲労の回復にも役立ちます。


この様に、メロンには体と心を健康に導いてくれる様々な栄養が含まれます。
そんなメロンをより一層おいしく頂く為に、メロンの保存方法や 食べごろの目安についても知っておきましょう。


メロンの保存方法・食べごろの目安


メロン

メロンは常温で追熟するので、硬くてまだ熟していないものは、 冷蔵庫に入れずに常温で保存するのがお勧めです。 そしてヘタが付いている部分と反対側のお尻の部分が柔らかくなり、 メロンらしい甘い良い匂いがしてきたら食べごろのサインです。

完全に熟し、食べ頃になったあとは、すぐに食べるか、 すぐに食べない場合は冷蔵庫に入れて追熟を止めましょう。 冷やすことで追熟が止まるので、おいしさを長持ちさせることができます。
また一度に食べきれなかったものは、ラップなどで切り口をぴったりと覆い、 果汁が蒸発しないように防いだうえで冷蔵庫で保存し、 なるべく新鮮なうちに食べきるようにしましょう。


美味しいメロンで体も心も健康に


甘くておいしい高級なフルーツのイメージがあるメロンですが、 含まれる栄養や効果についてはご存知でなかった方も多いのではないでしょうか。

メロンには、梅雨時期に気になるむくみや疲労感、そしてコロナ鬱や5月病対策など、 この時期特有の悩みに嬉しい栄養が含まれています。
美味しい上に栄養もたっぷりのメロン。 是非、豊潤な香りと甘みを楽しんで、 日々の健康づくりに役立ててみてはいかがでしょうか。