お酒を飲むと、翌日むくみが気になるという事はありませんか?
お酒を飲んだ翌朝、鏡を見ると顔がパンパンにむくんでいた。
手足がむくんで指輪がはまらない、靴がきつく感じるなど、
このような経験をしている方は多いと思います。
顔や体がむくむとそれだけで太ったように見えて、
朝からテンションが下がりますよね…。
でも、どうしてお酒を飲んだ翌日は顔や体がむくむのでしょうか。
また、むくみを予防する方法はあるのでしょうか?
今回は
【お酒を飲んでむくみを引き起こすメカニズム】と、
【翌日の“むくみ対策”にすべき6つの心掛け】についてご紹介します。
飲んだ翌朝のむくみは、お酒の飲み方や食事の取り方など、
工夫次第で予防することが出来ます。
パーティーシーズンとなる12月。
翌朝鏡を見てがっかりと言うことにならないように、
是非むくみ対策について学びましょう。
お酒を飲むとむくむのは何故?
お酒を飲んだ後に異常に喉が渇く経験をされている方は多いと思います。
これは、アルコールには利尿作用があり、尿が沢山排出された結果、
体が脱水状態に陥ることから起こる現象です。
脱水で喉が渇くと、どんどんお酒を含む水分摂取が進みます。
結果として水分を摂り過ぎてしまい、むくみを引き起こします。
また、お酒を飲むと、アルコールの作用により血管が膨張します。
これにより血管から水分が漏れ出しやすくなることも体がむくむ原因です。
そしてお酒のおつまみに含まれる塩分や糖分、
脂肪分の摂り過ぎもむくみを引き起こす大きな原因となります。
特におつまみには塩分が多くしょっぱいものが合いますよね。
しかしこの塩分の摂り過ぎには注意が必要です。
塩分の元となるナトリウムは、体に水分を溜め込む性質がある為、
浮腫みを引き起こしやすくなるのです。
この様な原因で、お酒を飲んだ翌朝のむくみは引き起こされます。
お酒を飲んだ翌日のむくみ対策
では、お酒を飲んだ翌日のむくみを予防するには、
どの様なことに気を付ければよいのでしょうか?
飲み会の翌朝、顔や手足がパンパン…と
がっかりしない為に、以下の対策を取り入れてみましょう。
アルコールの摂取量を減らす
むくみの原因はアルコールの作用によるものが大きい為、
アルコールの摂取量を出来るだけ減らす工夫をすることが、
むくみ対策には重要です。
適度な飲酒量の目安は、1日平均純アルコールで20g程度とされます。
ビールであれば中ビン1本程度、ワインであればグラス2杯程度、
日本酒であれば1合、ウィスキーならダブルで1杯程度が目安ですから、
こちらを参考に出来るだけ飲み過ぎないように気を付けましょう。
飲み過ぎを防ぐ対策としては「意識する」ことが何よりです。
何も考えずに飲むよりも、飲み会の前に、
事前に自分の中で具体的な飲酒量を決めておき、
この量を守ろうと意識しておくだけでも
アルコールの摂取量を抑えることが出来ますよ。
また、いつもロックで飲んでいるものを水割りにしたり、
炭酸割にしてお腹を膨らませるなど工夫して、
アルコールの摂取量を控えてみて下さいね。
お酒を飲む前に水分補給をしておく
お酒を飲む前にコップ一杯の水を飲んでおくなど、
事前に水分補給をしておくことがむくみ対策には効果的です。
アルコールの代謝には沢山の水分が使われます。
また利尿作用により水分が失われやすいので、
事前に補給してアルコールの効率の良い代謝に繋げましょう。
乾杯前に水分を十分補っておくことで、
喉の渇きによる一気飲みの予防にも繋がりますよ。
お酒はゆっくり味わう
お酒は一気飲みをせず、少しずつ飲むこともむくみ対策には大切です。
お酒を一度に沢山飲んでしまうと、血中のアルコール濃度が急激に高まり、
身体へ大きな負担となってしまいます。
お酒を飲むスピードがゆっくりになれば、
それだけアルコール分解も効率よく行われ、むくみ予防に繋がります。
翌朝のむくみ対策と体への負担を減らす為にも、
お酒はチェイサーを挟みながら、ゆっくりちびちび頂きましょう。
塩分・糖分・脂肪分を摂り過ぎない
塩分や糖質は水分を溜め込む性質があるため、
しょっぱいものや甘いもの、炭水化物の摂り過ぎに気を付けましょう。
また、肉や乳製品などの高脂肪食に含まれる脂肪酸は、
リンパの働きを弱めむくみやすい体を作りますから、
脂肪の取りすぎにも注意する必要があります。
年末年始は何かとイベントごとが多く、外食をする機会も増えるかも知れません。
そうした食事では塩分や糖分、脂肪が
たっぷりと含まれた料理が並ぶことも多いと思いますが、
むくみ対策のためにも過剰に摂り過ぎないよう気をつけましょう。
カリウムを摂ってむくみ対策
野菜や海藻類に豊富に含まれている「カリウム」には、
体内に溜まった余分な塩分を排出する働きがあり、むくみ対策に効果的です。
おつまみから賢く取り入れ、むくみ予防に繋げましょう。
「カリウム」は、アボカド・きゅうり・バナナ・ほうれん草、
納豆・海藻類やきのこ類に豊富ですので是非取り入れてみましょう。
睡眠をしっかりとる
細胞の修復は睡眠中に行われるため、
睡眠をしっかりとることも翌朝のむくみ対策には大事です。
飲み会等では夜遅くなってしまう事がありますが、
しっかり睡眠をとるためにも早めに切り上げて、
睡眠時間を確保するように心がけてみてくださいね。
飲酒時のむくみ対策で翌朝スッキリ
楽しい飲み会の翌日に顔や体がむくむのはある程度は仕方がないことですが、
出来ることなら最小限に抑えてスッキリした朝を迎えたいものですよね。
翌朝のむくみを軽減するには、お酒を飲む当日の対策が重要です。
是非以上を心掛けて、翌日後悔しない飲み方で
お酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。