夏のマスク生活で、
「マスクニキビ」出現のリスクが再び高まっています。
これまであまりニキビができなかった人でも、
マスクの長時間着用により肌環境が変化し、
ニキビに悩まされるようになった方は多いはず。
そうした方にとって、特に高温多湿になる夏場のマスク下は危機的状況に。
高温多湿になる夏場は、食品や洗濯物にだけ雑菌が繁殖しやすい訳じゃありません。
マスク下にもニキビ菌が繁殖しやすくなり、
マスクニキビのリスクが高まることからより一層の注意が必要です。
そこで今回は、
マスク着用によってニキビが増えやすくなる原因や、
マスクニキビを予防するコツについて解説します!
マスク着用で過ごす夏を再び迎えるにあたり、
蒸れや擦れで更に肌悩みを増やさないよう、
マスクニキビ対策をしっかり施し、自信の持てる素肌を目指しましょう。
マスクニキビとは?
マスクが当たる所にできるニキビのことです。
フェイスラインにあたる頬から顎にかけて現れるのが特徴で、
マスクによる刺激や肌環境の変化によって出来やすくなります。
フェイスラインは、マスクをしているとは言えとても目立つ場所です。
人の印象を大きく決めるパーツでもある為、
しっかり対策をして予防に繋げましょう。
マスクニキビができる主な原因とは?
マスク着用によって肌環境が大きく変わることが、マスクニキビが出来る原因です。
主に以下の4点がニキビを作る原因として考えられます。
1:体温上昇による皮脂分泌の増加
具体的には、皮脂の分泌量の増加が挙げられます。
皮脂の分泌量は、体温が1度上がることで10%程度増加すると言われています。
マスクを長時間着用していると熱がこもるのでその分体温も上がります。
体温が上がる分、皮脂の分泌量も増えてニキビができやすくなります。
2:マスク着用後の肌の乾燥
マスク着用後に肌が乾燥しやすくなることも、マスクニキビの原因です。
マスク着用時は自分が吐く息によってマスク内は蒸れている為、
肌は潤っているように感じます。しかし、
マスクを外すとその湿気はたちまち蒸発し、同時に肌の潤いを奪います。
肌が乾燥すると、角質層のバリア機能が低下してニキビの原因になります。
3:マスクが擦れることによる摩擦刺激
顔の皮膚は体の他の皮膚に比べて非常に薄く、ダメージを受けやすくなっています。
マスクが擦れることによる摩擦によって肌の表面が傷つき、
バリア機能の低下に繋がることからニキビができやすくなります。
4:高温多湿による雑菌の繁殖
マスク内は、自分の吐く息や体温が籠ることで蒸れて高温多湿になります。
高温多湿の環境が続くことで、ニキビを引き起こすアクネ菌などの細菌や
雑菌が繁殖しやすくなり、肌トラブルを招きます。
長時間のマスク着用には、肌荒れを引き起こすリスクが隣り合わせですが、
夏場は特にニキビを作りやすい環境が整いやすくなります。
是非、マスクニキビの予防を心掛け、夏場の快適な素肌を守りましょう。
マスクニキビを予防するコツとは?
1:マスクをこまめに取り換える
長時間同じマスクをつけていると、雑菌が繁殖してニキビの原因になります。
1日中同じマスクでは汗や皮脂汚れが付着して衛生的でない為、
こまめに新しいマスクへ付け替えるのがお勧めです。
2:人のいない場所ではなるべく外す
マスクニキビをを予防するには、
定期的にマスクを外して蒸れを逃すことが有効です。
マスクによる熱中症予防の観点からも、
周りに人がいない場合にはなるべくマスクを外して、マスク内の換気を心掛けましょう。
3:マスク内の肌を清潔に保つ
マスク着用で汗をかいたり蒸れを感じる時には、
肌に付いた汗や水分ををこまめに拭き取り、肌を清潔に保つことも大事です。
ただし、拭き取る際には擦ってしまうと肌への刺激になる為NG。
清潔なハンカチや使い捨てのペーパーで、軽く押さえるように拭き取るのがポイントです。
4:マスクによる摩擦を極力減らす
肌に摩擦が生じることが刺激となり、肌のバリア機能が低下。
これがマスクニキビの原因になります。
マスクをずらすと摩擦で刺激になるので、なるべく動かさないのもポイントです。
そもそもマスクがズレるのを頻繁に直さずに済むように、
自分の顔にフィットするサイズやデザインのマスクを選ぶことが大切です。
小さくてきつい物、大きすぎてズレやすい物は避け、
肌への刺激が少ない素材を選びましょう。
5:洗顔や保湿などのスキンケアの徹底
そして日々のスキンケアも大事になります。
特にマスクニキビの予防には洗顔と保湿が重要。
適切な洗顔で肌を清潔な状態に維持し、
こまめな保湿により肌の水分と油分をバランスよく保ちましょう。
肌に優しい洗顔料で、摩擦や刺激にならないよう
優しく丁寧な洗顔を朝晩心がけることや、
肌のバリア機能を高める為の高保湿ケアを行いましょう。
特にマスクを外した際に起こる乾燥はマスクニキビの原因になるため、
洗顔後の保湿だけでなく、
マスクを外した直後のこまめな保湿も徹底しましょう。
ニキビが改善されない場合
それでも、どうしてもニキビの改善が見られない場合は、
マスクによる刺激だけでなく、栄養の偏りやストレスなど、
生活習慣の乱れが原因になっている場合もあります。
上記対策を心がけてもニキビがなかなか改善されない場合は、
食生活や睡眠、ストレス対策に取り組むなど、
生活習慣の改善による体の中からのケアも行ってみましょう。
また、気になる場合は早めに皮膚科を受診されることもお勧めします。
早めの対策でマスクニキビを予防しよう
これまでニキビとは無縁だった方でも、
コロナ禍によるマスク生活がきっけかでニキビに悩まされ始めた方も多いはず。
マスクによってできるマスクニキビは、高温多湿になる夏場に特に注意が必要です。
是非、本格的な夏が訪れる前の今から早めの対策を心掛け、
気になるマスクニキビを予防しましょう。