お正月はご実家や自宅でのんびり過ごされる方が多いですよね。
「日頃の疲れを寝て解消しよう!」と”寝正月”を予定されている方も多いかも知れません。
今年(2019年度)はお正月休みが最大で9連休になる方も多いとのこと。
そんな長いお正月休み。
お餅やおせち料理を食べて、暖かい部屋でゴロゴロして過ごす…。
食っちゃ寝を繰り返し、ただただグータラして過ごす「寝正月」を予定しているとしたら!
それは少し考えを改めた方が良いかも知れません…。
と言うのも、実はこのような生活をたった2日間続けるだけで、1年分老化する危険性があるからです。
そこで今回は、お正月休み直前の今知っておきたい!
「寝正月と老化の関係」についてご紹介します。
これまで、お正月はいつも家でゴロゴロして過ごされていた方、
アンチエイジングやダイエットにご興味がある方は、
今後お正月の過ごし方について見直すきっかけになるかも知れません。
是非本日も最後までお付き合いいただき、新年の健康維持にお役立てくださいませ。
寝正月のリスク
お正月は、寝ては食べての繰り返しでいつも太ると言う方は多いですが、
この様な「
寝正月」を過ごすことで、太る事以外にも身体には様々なリスクがあります。
お正月をグータラと寝て過ごそうと考えていた場合には、その考えは危険かも知れません。
是非以下を参考に、お正月の過ごし方について見直してみて下さいね。
寝正月で筋肉が衰える
寝正月を過ごすことで大きなリスクとなるのが、筋肉への影響です。
ゴロゴロしてばかりで動かなければ、筋肉が使われる事はほとんどありませんよね?
筋肉は使わないとすぐに衰えてしまうため、この状態ではどんどん筋肉は衰える一方です。
「たった数日だしそんなに大した事は無いのでは?」
と思われるかもしれませんが、これが意外と大した事だったりします。
人は特に筋トレなどをせずに普通の生活を送っているだけでも、
成人の場合一年で1%ほどの筋肉が毎年失われていくとされます。
これが寝正月…要するに寝たきりのような状態が続いた場合には、
「たったの2日間で1%」。つまり1年分の衰えになる計算なのですから恐ろしいと思いませんか?
また、筋肉は「天然のコルセット」と言われます。
筋肉が衰えれば皮膚のたるみを助長させ、
”垂れ尻”や”振り袖二の腕””老け顔”の原因にもなるほか、
姿勢を悪化させ、見た目年齢の増加に繋がります。
更には筋肉が衰えることで、体力の低下や体温の低下から
免疫機能の低下を招く恐れもあるなど、沢山の悪影響を及ぼす危険性もあります。
こうしたリスクを考えただけでも、「たいしたことではない」とはもう言えないのではないでしょうか?
食事の栄養の乱れが老化を加速させる
それから、お正月はお餅を食べますが、
お餅は少しでも満腹感が得られ、腹持ちも良く、味もいろいろ楽しめるために、
それ単体で食事を済ませてしまう方は多いですよね。
こうした栄養の偏りもまた老化の原因になります。
お餅は炭水化物の塊ですから、
お餅ばかりになるとどうしても糖質中心となり栄養バランスが崩れてしまいます。
お腹は膨れ、満腹感が十分満たされても、それだけでは栄養バランスが十分とはいえません。
身体の機能を整えるビタミン、ミネラル、食物繊維。
体作りに欠かせないタンパク質。ホルモンの材料となる脂質と、どれも欠かせない栄養素です。
お餅ばかりで栄養が偏らない様、様々な食品から様々な栄養素を摂るよう心がけることが大切です。
糖質の摂りすぎが「糖化」=「老化」の原因に
特に甘いお餅(あんこやきなこ等)は要注意です!
小豆やきな粉自体は食物繊維も豊富で体に良いものですが、
甘みを加えるために大量の砂糖が含まれています。
私たちが老化する原因の一つに「糖化」があります。
糖化は、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質と結び付いて起きる現象です。
「体の焦げ」と呼ばれ、体のサビである「酸化」と並ぶ老化の2大原因となり、
シミやしわなどの皮膚の老化だけでなく、多くの病気の原因となることが知られています。
糖質の摂り過ぎもまた、老化を加速させる原因となりますので、
甘いお餅や、おせちの定番である甘露煮や栗きんとん、伊達巻、
甘い煮物なども食べ過ぎないように注意しましょう。
飲み過ぎも「糖化」の元に!お酒はほどほどに
また、老化の原因となる恐ろしい糖化。
糖化は糖質のとり過ぎだけでなく、お酒の飲み過ぎでも進行すると言われます。
お正月は、家族の集まりや親戚のお付き合いなどでお酒を飲む機会が増えますから、
お酒を飲み過ぎないことも、体を老けさせない為には大事ですよ。
アクティブなお正月で老化を加速させない
お正月に食っちゃ寝を繰り返すのはとても幸せなものに感じるかもしれませんが、
このような生活は、肥満の元となるばかりか、
老化をも加速させる危険な行為であることがご理解いただけたかと思います。
お正月は初詣に出かけてみたり、初売りに出かけてみる。
餅つきや凧揚げなどをしてみるなど、体を動かそうと思えばいくらでもチャンスは見つかるはずです。
寒くて体を動かすのが億劫な時期ではありますが、
そんな時だからこそ、なるべくアクティブに過ごすことを心掛け、
筋肉を衰えさせないようしっかり意識されてくださいね。
そして、お正月料理は糖分がたっぷり。糖質過多+アルコール過多になりがちです。
お酒はほどほどに、そして野菜や海藻類を積極的に食べる、
たんぱく質のおかずをしっかり摂るなど栄養バランスにも注意を払って、
太らない体=老けない体づくりを心掛けて参りましょう。