昨日はホワイトデーでしたね。
バレンタインデーのお返しにお菓子を貰った方も多いのではないでしょうか。
甘いお菓子を食べると何とも言えない幸福感を感じられます。
ストレス軽減効果もある為、効果的に取り入れてたまのイベントを楽しみたいですね。
しかし、お菓子には糖分や脂肪分がたっぷりな分デメリットも多く存在します。
食べる頻度や量が多いと、健康に悪影響が出るリスクが高まることから、
付き合い方には十分な注意が必要です。
そこで今回は、
【甘いお菓子のメリットとデメリット】についてご紹介します。
甘いお菓子に目がない人は多いですよね。
でも、甘いお菓子の食べ過ぎは、太る以外にも体と心に様々な悪影響を及ぼすことも。
是非メリット・デメリットをふまえた上で、甘いお菓子とは上手に付き合って行きましょう。
疲れると甘いお菓子を食べたくなるのはなぜ?
仕事や勉強で疲れた時やストレスが溜まった時に
甘いものが食べたくなる人は多いですよね。
これは、脳が疲労しブドウ糖を補給しようと働くことで起きています。
疲れやストレスが溜まると脳が疲労し、通常よりも多くのエネルギーが必要になります。
甘いお菓子に含まれている糖分は、体の中でブドウ糖に分解されいち早く吸収されます。
脳のエネルギー源はブドウ糖である為、ブドウ糖を効率よく補える甘い物を自然と欲するのです。
甘いお菓子を食べるメリット
ブドウ糖が投入されエネルギーが十分になると脳の働きが活発になります。
脳のパフォーマンスが向上され集中力が高まる、
リフレッシュ出来るなど嬉しい効果を得ることができます。
また甘いお菓子を食べることで、多幸感が得られ心を元気にしてくれます。
甘いものを食べると、快感ホルモンである「β-エンドルフィン」や「ドーパミン」が分泌されます。
β-エンドロフィンは神経伝達物質の一種で、
幸福感や気分の高揚、鎮静作用などをもたらす物質です。
モルヒネと同じような作用をすることから「脳内麻薬」とも呼ばれ、
ストレスの緩和や心身をリラックスさせる効果があります。
ドーパミンもまた快楽に関わる神経伝達物質です。
目標を達成した時や褒められた時に感じる嬉しい気持ち、
新しいことや楽しいことを始める時のワクワク感もこのドーパミンによるものです。
疲れた時やストレスを感じる時に甘いものを食べることで、
こうしたホルモンの働きによりリフレッシュ出来たりリラックスすることが出来ます。
甘いお菓子のデメリット
一方で、甘いお菓子にはこの様なメリットがある反面デメリットも多く存在します。
メリットだけでなくデメリットの方にもしっかり目を向け、
適度な距離間でうまく付き合って行きましょう。
中毒になりやすい
甘いものを食べると、「βエンドルフィン」や「ドーパミン」が分泌され快楽が得られますが、
それ故に中毒になりやすいと言う危険をはらんでいます。
人が快感を感じると、脳はそれを学習し同じ行動を繰り返したくなります。
そしてより多くの快楽を得ようと努力するようになります。
これは、厳しい社会の中で自分を成長させ、
強く生きていくために必要な人間の本能です。しかし、
人間関係や仕事、勉強などで努力するのではなく、
お菓子を食べるなどで手っ取り早く快楽を満たそうとしてしまうと、
その行動が止められなくなり「依存」と言う悪循環に陥りやすくなるのです。
お菓子類はコンビニやスーパーですぐに手に入ります。
保存も効き常備しやすいことから、手軽なエネルギー補給源として利用しやすいです。
脳もそれを分かっている為、疲れると自然と甘いものを欲しやすくなるし、
「手軽に快楽を得られる」と言う欲求に負けて量や頻度が増して行きやすいのです。
依存状態になると体への悪影響も大きくなります。
甘いお菓子はたまのご褒美として、程よい距離間のお付き合いを心掛けることが大切です。
血糖値スパイクを起こしやすくなる
甘いお菓子には糖分がたっぷり含まれています。
また精製度の高い白砂糖や小麦粉が含まれるものが多く、
甘いお菓子を沢山食べれば、血糖値の急上昇を招きます。
血糖値が急激に上昇すると、それに伴い
血糖値を下げるホルモンである「インスリン」が大量に分泌。
これにより血糖値が正常値よりも下がり、今度は「低血糖」状態に陥ってしまいます。
こうした血糖値の急変動を「血糖値スパイク」と言いますが、
血糖値スパイクは体に様々な悪影響を及ぼすことが知られています。
例えば、食後の我慢できないほどの眠気やだるさ、集中力の低下、
頭痛や吐き気、イライラや気分の落ち込みなどの症状を引き起こします。
酷い場合には失神や、手足の震えを起こすことも。
また、食べてもすぐにお腹が減り肥満に繋がりやすくなる。
インスリンが枯渇し、糖尿病に罹患するリスクを高める他、
脳梗塞や心筋梗塞をはじめとした様々な病気を引き起こす
可能性があることが指摘されています。
更には血糖値スパイクを起こすような食べ方をすると、体を「糖化」させやすくします。
糖化とは、体内の糖とタンパク質とが結びつき変性する現象のことで「老化」の最大要因とされます。
シワやたるみ、くすみなど、肌を衰えさせるのはもちろん、
血液や臓器など全身の老化を加速させます。
脳のエネルギー源であるはずの糖分も、食べ方を間違えるとこの様なリスクがあります。
甘いお菓子の食べ過ぎなど、糖分の摂り過ぎには十分に気を付けましょう。
飽和脂肪酸を多く含む
甘いお菓子を食べる際に気になるのが、「飽和脂肪酸」の問題です。
特に揚げたお菓子や、バターやクリームたっぷりの洋菓子には、飽和脂肪酸が多く含まれます。
飽和脂肪酸の摂り過ぎは、善玉コレステロールを減らし
悪玉コレステロールを上昇させる。中性脂肪が増え、肥満に繋がる。
心臓疾患のリスク上昇など、様々な悪影響があることが知られています。
健康へのリスクが高まる為、摂り過ぎには注意が必要です。
例えば、チョコレートやアイスクリーム、クッキーやビスケット、
タルトやチーズケーキ、シュークリームなどを代表とする洋菓子類、
生クリームやバターなどの乳類を含むものは飽和脂肪酸の多いお菓子となります。
飽和脂肪酸が気になる場合はこうした菓子類の摂り過ぎに特に気を付けましょう。
甘いお菓子とは適度な距離間で上手に付き合おう
甘いお菓子は、たまのご褒美として適量食べる分にはメリットを得られることもあるでしょう。
しかしその反面、上記のようなデメリットも多く存在することを忘れてはいけません。
是非、甘いお菓子とは適度な距離間で上手に付き合って行きましょう。