この時期、「お正月太り」に悩む方が増えているのではないでしょうか。
お正月は、お餅やおせち料理など、美味しい食べ物が食卓に並びます。また、実家のコタツでお菓子をつまみながらテレビの正月特番を見て、寝正月を満喫した方も多いかも知れません。
このように、食べては寝るという生活の繰り返しでは、体重が増えるのも無理はありません。今頃、体重計を見て焦っている方も多いことでしょう。
そんなお正月太りは、早めに対策を立てることが重要です。本来、すぐに落とせるはずの脂肪も、放置しておくと、皮下脂肪として体に定着してしまう可能性があります。
そこで今回は、
「お正月太りをいち早く解消するための6つのポイント」をご紹介します。お正月ののんびりした生活から抜け出し、ダイエットモードに切り替えるために、ぜひ参考にし、成功への一歩として役立ててみてください。
お正月太り解消の為の6つのポイント
お正月太りをいち早く解消する為に、以下の6つのポイントを意識してみましょう。
1. 腹八分目を心掛ける
お正月に太る原因は、何と言っても「食べ過ぎ」です。食べ過ぎが続くと食欲が増し、カロリーオーバーが続いて脂肪が蓄積されてしまいます。
この爆発した食欲をリセットするためには、「腹八分目」を意識した食事を心がけることが重要です。満腹感を感じる前に食事を終えることで、過食を防ぎ、消化を助けます。
食事で一度にたくさんの食べ物を胃に入れると、胃や腸といった消化器官に大きな負担がかかり、消化不良などの不調を引き起こす原因になります。そんな不調を防ぎ、内臓が本来の働きを果たせるようにするためにも、腹八分目の食事はとても大切です。
腹八分目を実践するコツは「よく噛んで食べる」ことです。十分に咀嚼することで満腹中枢が刺激され、少ない量の食事でも満足感を得られるようになります。また、調理法を工夫し、食材を大きめに切ったり、固めに調理することで必然的に咀嚼の回数が増えます。
食事はゆっくりとよく噛んで楽しみつつ、腹八分目を習慣にしていきましょう。これがお正月太りリセットのポイントであり、健康的な食生活を築く第一歩です。
2. 塩分控えめを意識しよう
お正月に食べるおせち料理は、お正月の三が日に楽しむために年末に作られるのが一般的ですが、その多くは保存が効くように塩分が高めに調整されています。このため、塩分豊富なおせちを食べることで、体が水分をため込みやすくなり、「むくみ」を引き起こす原因となります。結果として、お正月に体重が増えてしまう一因とも言えるでしょう。
そこで、むくみを早めにリセットするためには、食事を塩分控えめに意識することが重要です。余分な水分を体内から排出し、快適な状態を取り戻しましょう。
また、減塩と同時に、ナトリウム(塩分)の排出を助ける栄養素「カリウム」を摂取することも、むくみ改善に効果的です。カリウムが豊富な食材を意識的に取り入れることで、より効果的に体をスッキリさせることができます。
具体的には、ひじきや海苔、納豆、アボカド、バナナ、ほうれん草、そして枝豆などがカリウムたっぷりの食材です。これらを日々の食事に積極的にプラスすることで、むくみを軽減し、体重管理にも役立ちます。
3. バランスの取れた食事
高脂肪・高糖質の食事を控え、鶏胸肉や魚、大豆製品などの良質なタンパク質を取り入れることで、体重管理がしやすくなります。また、野菜や果物には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれており、体の調子を整えるのに役立ちます。3食バランスの取れた食事を心掛けて早めのリセットに繋げましょう。
4. 冷えを予防し代謝を上げよう
巡りの良い体、代謝の良い痩せやすい体を作るために、冷えは大敵です。体温が1度下がると代謝は13%も下がるとされ、痩せにくさに繋がってしまいます。
一年で最も寒いこの時期、冷えから体を守るためには、温かい服を選んで防寒することはもちろん、朝食をしっかり摂って朝から体温を上げることが重要です。
さらに、生姜やネギ、根菜類などの「体温め食材」を積極的に取り入れましょう。運動習慣を継続して筋肉を維持することも大切です。また、湯船でゆっくり温まる習慣を身に付けることなど、冷え対策をしっかり行いましょう。
これらの方法を実践することで、冷えを予防し、代謝を高めて痩せやすい体を作ることができます。
5. 良質で十分な睡眠を確保しよう
お正月は何かとバタバタして「睡眠不足」になりがちです。しかし、蓄積した”睡眠負債”は健康に多大な影響を与えます。ダイエットにおいても、睡眠不足はストレスホルモンを増やし、甘い物が欲しくなったり、食欲が増加したりするなど、マイナスな影響を与えてしまいます。
ダイエットを円滑に進めるためには、十分な睡眠の確保が不可欠です。早寝早起きを心がけ、睡眠負債を溜めないように気をつけましょう。
また、睡眠の質を高めるためには、生活リズムを一定に保つことが大切です。朝起きて太陽の光をしっかり浴びることや、昼の間に適度に体を動かすことも、睡眠の質を高める効果があります。これらの方法を実践して、健康的な生活を送りましょう。
6. 積極的に体を動かそう
お正月に太る理由は、食べ過ぎ飲み過ぎに加え「運動不足」も大きな要因です。代謝を上げて痩せやすい体を作るためには、出来るだけ体を動かすことを意識しましょう。
とはいえ、お正月に全く運動をしていなかった場合、急に運動を始めるのは難しいですよね。その場合は「歩き方」を変えることから始めてみませんか?
冬は寒いので、背中を丸めて歩いてしまう方が多いですが、これでは筋肉が凝り固まり、逆に代謝を下げてしまいます。いつもよりも歩幅を大きくし、腕を振って姿勢を正して歩くことで、脂肪燃焼効果は全く違うものになります。
歩くことは最も手軽に行える有酸素運動です。有酸素運動は脂肪の燃焼に効果大!これだけでもダイエットにつながります。デスクワークが多い人は通勤に徒歩を交える、なるべく階段を利用するなどして、チャンスがあればどんどん大幅歩きを取り入れて、余分な脂肪を燃やしましょう。
お正月太りは早めに手を打つのが肝心
お正月太りは比較的落としやすいと言われています。これは、一時的な体重増加が主な原因であり、上記のような食事や生活習慣を心掛けることで、体重が自然に減少することが多いためです。
お正月に摂った余剰カロリーを、本格的に脂肪として溜め込まないためにも、お正月太りは早めに解消することが大切です。
もし、「最近体が重いな…」「ベルトがきついな…」と感じているのであれば、これを機にダイエットに取り組んでみてはいかがでしょうか。