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2024.08.15
【旅行中の便秘対策】快適な時間を過ごすためのポイント

旅行中の便秘

お盆休みに旅行を計画する人は多いですよね。しかし、旅行は楽しい経験ですが、多くの人が旅行中に便秘に悩まされることがあります。便秘になると、気分もスッキリしないし、お腹も張って苦しいですよね。折角の旅行の快適な時間の障害になり得るため、出来ることなら避けたいものです。

そこで今回は、【旅行中に便秘になる原因とその対策】をご紹介します。
旅行中は、環境の変化や水分不足など、様々な原因で便秘が起きやすくなります。旅行を心置きなく楽しむためにも、この機会に対策について考えてみましょう。


旅行に行くと便秘になるのは何故?


ストレス性便秘

旅行中に便秘になる理由…これは、環境の変化、水分不足、食生活の乱れ、睡眠不足など、さまざまな要因によって引き起こされます。例えば、普段とは異なる場所でのストレスや、規則正しい食事時間の変化、時差ボケや、慣れないベッドでの睡眠不足などが、便秘を引き起こす原因となり得ます。また、旅行中は水分補給を怠りがちになることも、便秘の一因です。

中でも慣れない環境による「ストレス」が一番の原因と言えるでしょう。

ストレスと便秘の関係には、「自律神経」が影響しています。
「自律神経」とは…私たちが呼吸をしたり、内臓を動かしたり、血液を循環させるといった、生きるための機能を働かせている神経のことです。

この自律神経には、昼間の活動的な神経である「交感神経」と、夜のリラックスモードになる「副交感神経」の2種類があり、この2つの神経が、一方が優位になればもう一方が下がるシーソーの様な形で、交互に入れ替わりながら身体の各機能を働かせてます。

この内、排泄を行うための腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)に関わるのが「副交感神経」です。つまり、脳がリラックス状態であるときに腸は活発に動きます。その為、旅行などのいつもと違う環境で神経が興奮状態にあると、興奮モードである交感神経の方が優位に働いてしまい、逆に腸を働かせる副交感神経の働きが低下して、便秘が誘発されてしまいます。

これは、旅行の時に限った話ではありません。日常生活でも、ストレスの多い状態や常に緊張した状態が続くことで、交換神経が高まりすぎて便秘になることがあります。この様な便秘のタイプを、「ストレス型の便秘」と呼びます。


旅行中の便秘を防ぐ対策


深呼吸

では、旅行中の便秘を防ぐには、どの様な対策が有効なのでしょうか。旅行中の便秘対策のポイントを以下にご紹介します。


1. 心をリラックスさせる


旅行中は、慣れない環境や様々な刺激によって、ストレスを感じることが多くなります。心の安定を保つために、リラックスできる時間を作ることが大切です。例えば、自然の中での散歩や温泉、マッサージ、ヨガ、読書、アロマなど、自分に合った方法でゆったりとした時間を過ごしてみましょう。

ストレスを感じた時には、深くゆっくりと行う深呼吸を取り入れるのもお勧めです。深呼吸には、副交感神経を高め心をリラックスさせる効果があります。

また、旅行中はトイレの場所が分からないのもストレスになることがあります。旅行中の便秘対策として、トイレの場所を事前に確認しておくことも有効です。


2. 適切な水分摂取


旅行中は観光やアクティビティに忙しくなるため、水分摂取を忘れがちです。水分が不足すると、腸内の水分が減り便が硬くなって便秘が起きやすくなります。水分不足を防ぐ対策として、常に水筒やペットボトルを携帯し、こまめに水分補給を心がけるようにしましょう。


3. 腸の運動の鈍化を防ぐ


長時間の移動や時差ぼけによる体のリズムの乱れは、腸の運動を鈍らせることがあります。血液循環や腸の動きを促すために、腸もみマッサージを取り入れたり、定期的に体を動かすようにしましょう。

移動手段や観光地での活動中にも、歩くことやアクティブな活動を取り入れることで腸の運動を促すことが出来ます。特に、ウォーキングなどのリズム運動や軽いストレッチなどは、副交感神経を優位にし、便秘解消の手助けになります。

また、昼間たくさん体を動かすことで程よく体が疲労し、夜の睡眠導入がスムーズになることも、自律神経を整え便通を促すことに繋がります。


4. 食物繊維や発酵食品を積極的に摂る


旅先では、普段とは異なる食材や調理法の食事に触れることがあります。これによって消化機能が乱れ、便秘の原因となる場合があります。便秘を防ぐ為にも、野菜や果物、穀物、ヨーグルトなどから、食物繊維や発酵食品を積極的に摂ることを心掛けましょう。


5. 排泄の時間を上手に利用する


便秘対策で重要なことは、自律神経のバランスを整えることです。一日のリズムがバラバラでは自律神経のバランスも乱れやすくなり、腸の機能を正常に働かせることが難しくなります。その為、旅行中でも出来るだけ普段の生活に近いリズムで過ごすことが大切です。

中でも重要になるのが「朝の過ごし方」です。
自律神経を整えるためには、”体内時計のリセット”を朝の段階で行うことが大事。体内時計のリセットには、朝日を浴びることと、朝食を摂ることがスイッチになります。2つの行動により、自律神経を活動モードである交感神経へと切り替えることが出来、排泄リズムも整います。

本来「朝は排泄の時間」と言われています。就寝中はリラックスモードである副交感神経が高まる時間である為、腸が活発に動き、朝に排泄しやすい状態になっています。そこに朝食を摂ることで、胃結腸反射が促され、大ぜん動が起こりやすくなります。
便秘解消には、この朝の時間を上手に利用するのがポイントです。


旅行中の便秘を防いで快適な旅に


旅行

旅行は、日々のストレスを解消し、心身をリフレッシュする絶好の機会です。便秘などの小さなトラブルが旅の楽しみを損ねないように、自律神経のバランスを整えることが重要です。

旅行を楽しみながらも出来る対策は沢山あります。是非、出来ることから対策を心掛け、快適な旅をお過ごしください。