梅雨のイライラを撃退「セロトニン活性の3つの心掛け」 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2021.06.23
梅雨のイライラを撃退「セロトニン活性の3つの心掛け」

梅雨のイライラ

生活様式がガラッと変わった2年目の梅雨。 天気が悪い中での在宅傾向で、 ストレスやイライラを普段以上に感じている方は多いのではないでしょうか。

幸福感をもたらすホルモンである神経伝達物質の「セロトニン」は、 日照不足により低下しやすくなります。 梅雨はただでさえ晴れ間が少ない上に、 コロナ禍で在宅時間が増えたことで日に当たる機会が大幅に減った方も多いはず。 こうして「セロトニン」が不足すると、鬱々とした気持ちになったり怒りっぽくなる、 仕事の効率が悪くなるなど、日常からハツラツさが失われやすくなります。 また、こうした状況が慢性化すると、鬱病にまで発展する危険もある為注意が必要です。

そこで今回は、梅雨の塞ぎがちな気分を明るくするのに役立つ、 【セロトニン活性の3つの心掛け】 についてご紹介します。

暑さと湿気で決まらないメイクや髪型に、洗濯物から臭う生乾きの悪臭。 読めない天気による急な予定の変更など…ちょっとしたことにイライラが募りがちな梅雨。 そんな梅雨の鬱々とした気分を幸福ホルモンの力で吹き飛ばしましょう!


幸福ホルモン「セロトニン」


セロトニン

興奮状態をもたらす神経伝達物質である、ドーパミンやノルアドレナリンとは異なり、 セロトニンはそうした興奮物質の過剰な分泌を抑え、心の安定をもたらす働きをします。 セロトニンがバランスよく働くことで心が落ち着き、 脳をスッキリさせてハツラツとした日々を送ることが出来るのです。

また、自律神経を整え腸の蠕動運動を活発にする働きがある他、 セロトニンは夜になると睡眠を促す働きをするメラトニンに変化することから、 快眠にも繋がります。


セロトニン活性の3つの心掛け


そんな幸福ホルモン「セロトニン」を活性化させる為には、 以下の3つのポイントを抑えた生活をすることが有効。 どれもすぐに取り入れられることですので、 メンタルの不調を感じていた場合には是非心がけてみましょう。


1:適度に日光に当たる


日光浴をする家族

セロトニンは日光に当たることで活性化されます。
天気が悪いことや在宅ワークなどの影響で家の中に籠ってばかりいると、 セロトニンが不足しメンタルの不調に繋がる為、 意識して外に出て日光に当たることが大切です。

朝起きたら窓を開けて朝日を浴びる。 昼休みには外に出て散歩する等、 長雨で太陽の光を浴びる機会が少ない梅雨こそ、 意識して昼間は外に出る様にし、セロトニンの活性化を図りましょう。

日焼けが気になる場合には「手のひら日光浴 」をするのもお勧めです。
セロトニンは、両手の平程の面積を 日に20分ほどあてる程度でも活性化を図れます。 手のひらにはメラニン色素が少ないため、日焼けの心配がありません。 日差しが強い日などは、手の平のみを太陽にあてて日光浴をしてみましょう。


2:リズム運動を行う


運動する女性

セロトニンを活性化させるには「リズム運動」を行うことも有効です。

リズム運動=ダンスなどの運動を思い浮かべるかも知れませんが、 それに限ったことではありません。 例えば、歩くことや、咀嚼(そしゃく)すること、呼吸もまたリズム運動に含まれます。

ウォーキングやジョギング、サイクリングや、ダンスなどを行うことはもちろん、 日中外に出て散歩する。食事はよく噛んで食べる。ガムを噛む。 イライラを感じたら深呼吸をするなど、 ちょっとしたことでセロトニンの活性化を図ることができます。

気持ちが塞ぎがちになる梅雨には、 こうしたリズム運動を意識して取り入れてみてください。
リズムに乗ってテンポよく行動することを意識するほど、 気持ちが軽くなって健やかに過ごせるはずです。


3:セロトニンの活性に繋がる食事を摂る


セロトニンを増やす食事

日々の食事でセロトニンの材料をしっかり補うことも、梅雨のイライラ対策に繋がります。

セロトニンは必須アミノ酸である「トリプトファン」から作られます。 トリプトファンは肉や魚、卵、牛乳やチーズなどの乳製品、 豆腐や納豆などの大豆製品などの「タンパク質」に豊富です。

これら必須アミノ酸は体内では作り出すことができない為、 日々の食事から意識して補うことが重要。 また、タンパク質は1度に大量に摂取しても体に溜めておくことができません。 毎回の食事からこまめに摂取することを心掛けましょう。

それから、トリプトファンからセロトニンの合成を促進する働きのある、 ビタミンB6も梅雨のイライラ解消に役立つ栄養素です。 ビタミンB6は、レバー、カツオやマグロなどの赤身の魚、 バナナ、にんにくなどに豊富ですので、こちらも併せて取り入れましょう。

そして、セロトニンの90%程と、そのほとんどが腸内で作られることから、 腸内を良好な状態に保つことも重要な対策となります。

栄養バランスの整った食事をすることを基本に、 野菜やキノコ、海藻類から食物繊維をしっかりと補い、 漬物や味噌、ヨーグルトなどの発酵食品を積極的に摂るなど、 腸活を心掛けることもセロトニンをしっかり働かせるためには必須です。

腸を整え、セロトニンの材料をしっかり補うこと。
食事ではこの2つの対策でメンタルの安定に繋げましょう。


セロトニンを味方にして梅雨の心を晴れやかに


長雨による日照不足の影響から、何かとイライラしがちな梅雨ですが、 日光に当たることやリズム運動をすること、食事に気を遣うなど、 ちょっとした心がけでセロトニンの活性化を図ることが出来ます。

セロトニンは、私たちが幸福に生きていくうえで欠かせないホルモン。 セロトニンがバランスよく働く生活を心がける事は、 日々の安心感や幸福感を増やすことに繋がります。

すぐにイライラしたり、落ち込みやすい、仕事の効率が悪いなど、 メンタル面で不調を感じていたら、 それはもしかするとセロトニンが不足しているせいかも知れません。 そんな時には是非、セロトニンの活性を意識した生活を心掛け、 一年に一度の雨の季節を晴れやかな気持ちで楽しみましょう!