座りすぎ注意!立ちグセを付けて健康リスクを回避 | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2020.11.25
座りすぎ注意!立ちグセを付けて健康リスクを回避

座り過ぎのリスク

コロナの感染拡大への警戒が再び高まる中、 インフルエンザ流行の季節にも突入しようとしています。 これから寒くなるに連れ感染症のリスクが更に高まる恐れがあります。 ダブルの脅威から身を守る為にも今年はこれまで以上の警戒が必要です。

感染症対策として、マスクやうがい、手洗いの徹底に加え、 3密を避けることは皆さんも徹底されていることと思います。 しかし、それ以上に重要なのは、体の抵抗力、免疫を良好な状態に保つこと。 感染を予防し重症化リスクを軽減する為にも、 食事、睡眠、ストレスの軽減など、生活習慣を整えることから、 免疫システムがしっかり機能するよう万全な状態を保ちましょう。

免疫を良好に保つための生活習慣の柱の1つに「運動」があります。

コロナ渦で慢性的な運動不足に陥っている方は要注意! 特に”座り過ぎ”は抵抗力を弱め、 感染症にかかるリスクを高める危険がある為注意が必要です。

特に世界の国々の中でも、 日本人の平均座位時間は7時間とかなり長いと言われています。 そこに追い打ちをかけてのコロナ禍。 リモートワークやオンライン授業の普及により、 座位時間が以前より増えていることが懸念されることから、 一日の座位時間を意識的に減らすことが対策として大事になります。

今回は、生活習慣病や寿命にもかかわる「座りすぎのリスク」についてご紹介します。

コロナ禍で家にいる時間が増えると共に、 座る時間も増えている方は多いのではないでしょうか。 座り過ぎによる様々な健康リスクを回避する為にも、是非ご覧ください。


座りすぎで死亡リスクが40%増?


座りすぎのリスク

『一日の間で、座っている時間が4時間未満の人に比べ、 11時間以上座っている人は、死亡リスクが40%も高まる』 この様なデータがあることをご存知でしょうか?

座りすぎは、下肢の筋肉を長時間使わないことによる筋力低下。 筋力低下から起こる代謝機能の悪化や血流の悪化を引き起こし、 心筋梗塞や脳梗塞、肥満や糖尿病、 がんなどの生活習慣病のリスクを高めるとされます。

また、腸は免疫の要ですが、 そんな重要な機関である腸の働きも、座りすぎは鈍らせます。 座りすぎにより腸の働きが悪化した結果、 自律神経の乱れや免疫の低下を招き、 感染症へのリスクが高まる恐れもあるのです。

また、座っている時間が長ければ長くなるほど、 細胞の寿命に関わる「テロメア」の劣化に繋がることも分かっています。 テロメアは、命の設計図である遺伝子の中にあり、歳をとるとともに短くなります。 「命の回数券」とも呼ばれ、人の寿命にも関わっているものですが、 座りすぎによりテロメアが早く短くなり、 その分寿命も短くなると言われているのです。

この様に、座りすぎは免疫の低下を招くばかりか、 様々な病気の原因や寿命を縮めるリスクすらはらんでいます。


長時間の座りすぎを回避しよう


立ち癖

こうしたリスクを減らす為にも、座る時間を意識して減らす必要があります。

WHO(世界保健機関)が推奨する運動時間の目安としては、 ウォーキングなど少し息が上がる程度の中程度の運動を週に150分。 または筋トレなどの高強度の運動を75分以上することを勧めていますが、 これだけでは座りすぎのリスクを減らすとは言えません。

健康に害になるのは「長時間座り続けること」。 日々の運動習慣を身に付けると共に、生活の中でこまめに動くことを意識して、 長時間の座りすぎを回避することが大事です。


長時間の座りすぎを減らす対策


立って仕事する

長時間の座りすぎを回避する為の対策としては、
例えば、出前やコンビニのお惣菜などに頼らず自炊するのがお勧めです。 自炊をすることで、スーパーに食材を調達しに行ったり、 料理をしたり片付けをするために立って活動する時間が大幅に増えます。

また、テレビのリモコンを手元から離れた場所に置いておく。 水分補給はペットボトルからではなく、水道に行ってコップで飲むなど、 よく使うものや飲み物を手元に置かないことでも、 ちょこちょこと立ち上がって動くことになる為、座り過ぎ防止に繋がります。

また、30分に1度、1時間に1度は立ち上がってストレッチする。 少し歩いたり屈伸運動をするなど、血流を促進する時間を作りましょう。

職場であれば、 電車やバスなど通勤時にはなるべく座らないようにする。 トイレは別のフロアのトイレを使う。 仕事で他の部署に用事があるときは内線を使うのではなく、 直接出向いて用事を伝える。 外出する用事を自ら進んで受けるようにする。

リモートでの仕事や勉強は、高いテーブルを活用し立って行う。
家でのテレビやネット、ゲームなどもなるべく立って行う。

この様に、普段の生活で”立ちグセ”をつけていくことが 座りすぎの回避に繋がります。


運動時間が取れる方も取れない方も、 こうして日々できることをコツコツ続けることが何より大事です。 小さな積み重ねが塵も積もって大きなリスクの軽減に繋がります。 まずは生活の中で意識し、出来ることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。


「立ち癖」を付けて座り過ぎのリスクを回避しよう


とにかく座っている時間を減らすことが、 「座り病」とも言われる健康リスクを回避する為には大切です。

コロナ禍で運動不足が慢性化している方も多いかと思います。
座りすぎから免疫の低下や生活習慣病のリスクを高めない為にも、 生活の中でこまめに立ち上がって動くことや、 運動習慣をしっかり身に付けることから強い肉体の維持に繋げましょう。