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2022.09.28
筋肉を増やすと痩せやすくなる4つの理由

筋肉を鍛えるスリムな女性

日中はまだまだ暑い日もありますが、大分過ごしやすい気候になってきましたね。
気温の低下と共に代謝が上がってくる秋は、ダイエットに最適な季節です。 「食欲の秋」で太らない様、しっかりと「スポーツの秋」で相殺し、 食べても太りにくいヘルシーボディを維持して参りましょう。

運動の継続により筋肉を維持することは、太りにくい身体作りの肝になります。 筋肉は減れば減るほど太りやすくなりますが、 逆に増やすほどに痩せやすい燃焼ボディを作ることができます。 トレーニングなど何もしなければ年に1%も減ってしまう筋肉ですが、 運動によって増やす事を心掛ければ、 食べても太りにくい若々しい身体を長期に渡り維持することが出来ますよ。

そこで今回は、【筋肉を増やすと痩せやすくなる4つの理由】をご紹介します。

筋肉が増えることで痩せやすくなるメカニズムを知ることで、 運動習慣を継続することの大切さがより理解できるかと思います。 是非ご覧いただき、運動のモチベーション維持と痩せやすい身体作りに役立ててみて下さい。


筋肉を付けると痩せやすくなるのは何故?


筋肉運動

運動によって筋肉を強化するほど痩せやすくなるのには、様々な理由があります。 単純に消費カロリーを増やすだけじゃない、筋肉の重要性をしっかりと理解しましょう。


筋肉量が増えるほど基礎代謝量がUP


ダイエットを考える上で重要になるのが、エネルギー収支を赤字に傾けることです。 食事による「摂取カロリー」と、代謝などの活動による「消費カロリー」の収支が黒字になれば太り、 赤字になれば痩せることが出来ます。

ここでポイントになるのが、基礎代謝量(何もしなくても消費されるエネルギー)の 30%ほどを占めている筋肉量を増やすことです。 筋肉は多くの熱を生み出す為、筋肉が多いほど基礎代謝量も上がります。 筋肉の強化で基礎代謝をあげることが、エネルギー収支を赤字に傾け、 食べても太りにくい体、痩せやすい”燃える体”作りに繋がります。

「運動が苦手だから、食事制限のみで摂取カロリーを減らそう」 と考える方は多いですが、食事制限のみのダイエットでは、 脂肪とともに筋肉も落ちやすくなるため、結果代謝を落とすことに繋がってしまいます。 これでは筋肉は減る一方。痩せてもリバウンドしやすい状態に陥りやすくなります。

そうではなく、痩せやすい身体を長く維持していくには、筋肉の維持・強化が不可欠。 日頃から運動習慣を身に付け、基礎代謝量の高い状態を維持することが大切です。


体脂肪を燃やす「褐色脂肪細胞」が増える


脂肪には、白色脂肪細胞(はくしょくしぼうさいぼう)と、 褐色脂肪細胞(かっしょくしぼうさいぼう)との2種類があります。 これらは同じ脂肪でも性質が全く異なります。 「贅肉を蓄積させる嫌われ者」である白色脂肪細胞に対し、 褐色脂肪細胞は「脂肪を燃焼させる」嬉しい働きをしてくれます。 褐色脂肪細胞にはUCP-1と呼ばれる特殊なタンパク質が備わっており、 このUCP-1が、体脂肪を空焚きして熱に変える働きをするのです。

運動によって筋肉に刺激を与えると、「イリシン」と言うホルモンが筋肉から分泌されます。 このホルモンが、白色脂肪細胞に働きかけて、 褐色脂肪細胞の様に体脂肪を燃やす性質に変える働きをすることが分かっています。 筋肉を鍛えることは褐色脂肪細胞を増やすことに繋がり、脂肪が燃えやすい状態になります。


ホルモンや特殊なタンパク質が脂肪分解をバックアップ


筋力トレーニングを行うと、脳から「成長ホルモン」が分泌されます。 成長ホルモンは、その名の通り”体を成長させる働きのあるホルモン”で、 筋肥大にも関わるホルモンですが、脂肪を分解する働きがあることも知られています。

また運動を開始すると、交感神経が優位になることで、脳から「アドレナリン」が放出されます。 このアドレナリンもまた、脂肪を分解しやすくする働きがあります。

他にも、筋肉から放出されるIL6(インターロイキン6)が脂肪の代謝を促す。 また、筋肉の収縮に関わるカルシウムポンプを調節する機能がある 「サルコリピン」という特殊なたんぱく質が、 運動時以外でも熱を生み出し、エネルギーを消費するなど、 筋肉に関わる様々な物質が痩せやすい身体作りを後押しします。


テストステロンがやる気を高める


運動をすることで、やる気の維持に関わるホルモンである 「テストステロン」の分泌が促されます。 また運動は、やればやっただけ体調や見た目に変化をもたらす為、 そうした変化がモチベーションの維持に繋がり、運動を継続しやすくします。

運動によってやる気が高まる→頑張る→結果が出る→
運動によってやる気が高まる→頑張る→結果が出る→

この様な好循環に入ることで、身体はもっともっと痩せやすくなります。
まずは悩んだり考える前に動いてみることが、体を変える第一歩です。


食べても太りにくい身体は筋肉によって作られる


運動する意味

さていかがでしたか? 運動により筋肉を維持・強化することで、 様々な理由から太りにくくなることがご理解いただけたかと思います。

運動習慣を身に付けると言っても、わざわざジムに通う必要はありません。 筋力アップのためのトレーニングは週に2〜3回のペースが最も効率的ですから、 例えば週に2回、スクワットや腹筋などの自重トレーニングに自宅で取り組む。 または日常で歩く時間を増やしたりと、出来る範囲から取り組んでいきましょう。

食べても太りにくい体、痩せやすい体を作る為には筋肉をつけるのが1番です。 「スポーツの秋」。体を動かすのには最適なシーズンですので、 是非運動習慣を身に付けて、食べても太りにくい理想の体作りに努めてみてはいかがでしょうか。