【行楽シーズン】乗り物酔いを対策して旅行を楽しもう | ISDG 医食同源ドットコム [公式通販]
2022.11.16
【行楽シーズン】乗り物酔いを対策して旅行を楽しもう

乗り物酔い対策

秋の行楽シーズン真っ只中。 全国旅行支援も始まり、旅行を楽しまれている方は多いのではないでしょうか。
しかし、旅行と言えば、電車やバスなど、乗り物での長い移動が付きもの。 乗り物酔いをしてしまう人にとっては憂鬱に感じられるかも知れませんね。 乗り物での移動の度に気分が悪くなっていては、 折角の旅行も心から楽しむことが出来ません。 そんな不安の種となる乗り物酔いを防ぐ方法はあるのでしょうか…。

そこで今回は、【乗り物酔い軽減の為の対策】についてご紹介します。

乗り物酔いしてしまう人としない人にはどの様な違いがあるのでしょう? また、乗り物酔いしやすい人はどのような対策をとるべきか? 折角のお出かけの予定が、乗り物酔いのせいで憂鬱なものになるのは勿体ないですね。 是非対策を取り入れ、乗り物酔いの軽減に役立ててみて下さい。


乗り物酔いのメカニズム


吐き気

車や船など、長時間乗り物に乗っていると気分が悪くなったり、 吐き気を催すと言った乗り物酔いの症状は、自律神経が乱れることによって起こります。

乗り物に乗っている時、速度や揺れ、回転などの感覚は、 耳の中にある三半規管、耳石器と言う感覚器で感知され、その情報は脳に送られています。 同時に目や体から入る情報も脳に送られる訳ですが、 この時、耳から入った情報と目や体からの情報が異なると脳が混乱してしまいます。

通常は目や体からの情報と耳から入る情報にはズレが生じません。 しかし、例えば車に乗っていて、スマホや雑誌を覗いていたりすると、 視覚は固定されているのに耳や体からは体が動いていることが脳に伝わることになります。 この感覚のズレによって脳は混乱し、不快な状態に陥ってしまうのです。

乗り物酔いは、自分の運転では起こりにくく、 人が運転する乗り物で起こりやすいのはこの為です。 ドライバーは、乗り物を運転しているため、これからどのような動きをするかが予想でき、 目と体、耳の感覚にズレが生じにくいからです。

そして脳が混乱し不快な状況に陥ると、自律神経を大きく乱す原因となります。 自律神経は汗を出して体温を調節したり、内臓の動きを司る神経です。 この自律神経の乱れにより吐き気や嘔吐、 冷や汗、急な眠気といった様々な症状を引き起こします。


乗り物酔いする人としない人


目や耳、体から感じる情報のズレを、どこまで許容とするかは人それぞれ違ってきます。 その人の経験や、過去の記憶などにより、脳の耐性が異なり、 これによって酔いやすい人、酔いにくい人とが分かれます。

また、年齢やその人の生活習慣によっても酔いやすさが異なります。 例えば、子供は自律神経が未熟で敏感なため、大人よりも酔いやすい傾向にあります。 また、生活習慣が乱れていたり、ストレスを溜めているなど、 自律神経を乱しがちな場合も乗り物酔いを起こしやすくなります。


乗り物酔いを軽減する対策


乗り物酔い対策

お出かけや旅行の懸念材料となる、憂鬱な「乗り物酔い」。 乗り物酔いを起こさない為にはどのような対策を取るべきなのでしょうか。
ここからは、乗り物酔いを軽減する対策について解説します。


換気をして新鮮な空気を吸う


乗り物酔いは、臭いによって引き起こされることもあります。 車の芳香剤やガソリンスタンドのガソリンの匂い、 食べ物の匂いなどの刺激で気分が悪くなることがありますので、 匂いが不快な場合には換気をして空気を入れ替えるようにしましょう。


視線に気をつける


乗り物に乗っている時には、本や雑誌、スマホなど、 近い所ばかりを見ず、景色を見るようにしましょう。 乗り物の進行方向を見るようにしたり、 遠くの景色を見ることで感覚器のズレを整え、酔いを軽減することができます。 また、目からの情報を遮断するために、目をつぶり寝てしまうと言うのも1つの手です。


体調を整えておく


寝不足などで体調が悪い時は、自律神経が乱れやすく乗り物酔いが起きやすくなります。 旅行の前日には早めに寝る、暴飲暴食をしない、 疲れを溜めないなど注意し、体調を整えておきましょう。


空腹状態を避ける


乗り物酔いで吐いてしまうことを心配して、 食事をせずに乗り物に乗る方も中にはいらっしゃいますが、これは逆効果です。 空腹状態で胃酸が出すぎると乗り物酔いをしやすくなります。 乗り物酔い対策には、食べ過ぎも食べな過ぎも良くありません。 適度に食べて空腹を満たしておきましょう。 乗り物での移動中の空腹を避ける為に、軽食を持参するのも有効です。


楽な服装を心がける


窮屈な服装は、乗り物酔いによる気分の悪さを助長します。 体を締め付けるような服装を避けて、ゆったりとした服を選ぶことをお勧めします。 また時々ストレッチをしたりマッサージをするなどして血流促進。 気分を紛らわせることも乗り物酔いの軽減には効果的です。


揺れの少ない場所を選んで乗る


揺れの少ない場所に乗ることも、乗り物酔いを防ぐには大切です。 船ではなるべく中央に。電車では連結部分から遠い場所など、 出来るだけ揺れの少ない場所を選んで乗るようにしましょう。


過度に心配しない


「病は気から」と言う様に、「酔ってしまうんじゃないか?」と 始めから不安な気持ちでいることも、乗り物酔いを助長させる原因となります。 「気分が悪くなるかもしれない」と不安を膨らませるのを止め、 友人と会話をしたり、歌を歌ったり、好きな音楽を聴くなどして 気を紛らわせるだけでも、乗り物酔いの予防に繋がります。


乗り物酔いの薬を飲んでおく


どうしても心配な場合には、乗り物に乗る前に酔い止めの薬を飲んでおくと良いでしょう。 薬を飲んでおくことで過度な不安も解消でき、 不安な気持ちから来る乗り物酔いを防ぐことが出来ます。


乗り物酔い対策で旅行を思い切り楽しもう


乗り物酔いが起きるメカニズムを知り、対策を心がけることで、 不快な症状はある程度軽減することができます。
乗り物酔いによって折角のお出かけが憂鬱なものにならない様、 是非対策に取り組み、行楽シーズンを思い切り楽しみましょう。